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自分にとっての当たり前は、当たり前ではない!多様性を学ぶ絵本
今回は、絵本から多様性を学べる絵本を3冊、集めてみました。
「いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと」といった意味を持つ多様性ですが、お子さんに説明するには難しいと感じたことはないでしょうか。
日頃当たり前だと思っていることが、そうではないこともある。
こちらの絵本を通じて、子どもといっしょに体験していただけたらなと思います。
娘・息子のお気に入りの絵本です。
物語の主人公ウエズレーは、ほかの子と髪型、趣味嗜好が違うということで仲間たちからつまはじきにされています。
そんなウエズレーですが、お父さんとのやりとりの中で、学校で習った知識を夏休みの自由研究で生かそうと思いつき、知識とアイデアをふくらませながら、自宅の庭で、自分だけの花、作物、言語、衣類…「ウエズレーの国」を作り上げていきます。
初めは遠巻きに眺めているだけだった他の子たちも、次第に興味を持ちだし、気が付けばいっしょにゲームをするように。そして夏休み明けには…
変わっていることって悪いの?普通っていうのって、誰が作るの?
まさに、多様性について考えさせられる絵本です。
アメリカの男の子エリオットと、インドの男の子カイラシュが、図工の授業でのやりとりがきっかけで文通を始めます。
どんな家に住み、家族が何人いるか、動物はペットなのか、家畜なのか。
乗り物は自動車なのか、人力車、または象やラクダに乗ることもあるのか。
どのような文字を使っているのか。
あいさつの仕方はどうなのか。
この絵本の作者、ジェニー・スー・コステキ=ショーさんは、ネパールとインドを旅行しているうちに、本のタイトルでもある「same,same but different」という言い回しに出会います。
これは、現地の人々が異なる文化に触れた際によく使うそうです。
私たちの文化はこうで、あなたたちの文化はこう。
絵本から多様性を学べる、おすすめの絵本ですね。
異文化理解や、価値観の多様性を知るだけでなく、このような「生き物はみんなうんちをする」というこちらの絵本。
五味太郎さん作の、かなりポピュラーな絵本ですが、この作品も、多様性が学べる絵本といえるのではないでしょうか。
決められた場所でトイレをしないといけない、用を足した後は次のひとのために、トイレを流す。
これも当たり前のように考えられていますが、このトイレのやり方もひとつの文化です。
江戸時代やもっと昔は、またやり方も違いましたよね。
特に今は何が起こるかわからない時代でもありますので、トイレで用を足すといった決まりに慣れていると、何かあったときに対応できないこともあります。
まずは身近なところから、自宅以外の環境でトイレができるように、キャンプやお出かけの際に、普段と違ったやり方でトイレを経験してみるというのもいかがでしょうか。
・多様性を学ぶ絵本を集めてみました
・絵本を通じて、異文化理解、価値観の多様性などを学びましょう!