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まんまーれ

子どもに読み聞かせたいおすすめ絵本「よーするに医学絵本 からだアイらんど 〈けが編〉」

こどもって、自分の身体に興味津々ですよね。けがをしてひざから血がでた時なんて大騒ぎしませんか?そして、かさぶたができると、それをはがしてしまい、また出血、何てこともよくありますよね。けがをするってどういうこと?膿(うみ)がでるのはどうして?かさぶたってなんでできるの? 子どもたちの素朴な疑問にわかりやすく答えてくれる素敵な絵本をご紹介します。

 
 

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おススメ理由その①複雑なからだをわかりやすい「島」にみたてている

からだには心臓があって酸素を吸って、血液で体中に酸素と栄養を運んで・・・子どもにこう説明してもイメージが湧きにくく、「血管が破れたから血がでるんだよ」と話しても年齢の低いお子さんにはなかなか伝わらないですよね。この絵本では、からだを「島」にたとえています。血管は「川」。赤血球は「赤血球便」。つまり宅配業者です。宅配業者なら子どもたちにも馴染みがあるので、イメージしやすいです。赤血球便が酸素や栄養を運ぶことでからだが維持されていると理解できます。そして、ばい菌は「バクテロリスト」。転ぶということは、皮膚がやぶれ、そこにバクテロリスト達が入ってくるということなのです。

 
 

ドキドキそしてどうなるの?

「あ!ばい菌が入った!どうしよう」ここから子どもたちは絵本にどんどんひきこまれていきます。好中球や免疫力などを「キャラクター化」して描かれているのがこの絵本の大きな特徴です。どのようにしてばい菌と戦うのか。子どもたちは食い入るようにみつめています。途中で味方がピンチになるところも、ハラハラドキドキ。無事にばい菌をやっつける場面ではホッとした表情をみせます。自分の足にできたかさぶたをみながら「せっかくがんばってかさぶたを作ってくれたんだからすぐにはがしちゃいけないね」という声もきかれました。

 
 

絵本でみたことを実生活で活かせる

この絵本はキャラクターや身体の中の様子を島にたとえて、細かく描写されています。子ども達は、それぞれのキャラクターがつぶやくセリフを良く覚えています。実際ケガをしたとき、「あ!今バクテロリスト達がぼくの身体に侵入しようとしている!水で流さなきゃ」なんて言葉もきかれました。また、膿が出てきたとき「これは戦ってくれた証だね。ありがとうね」「自分が命令しなくても脳が勝手に身体に命令して治してくれるんだね」という感想もきかれました。

 
 

まとめ

このように、ケガをするとからだはどうなるのか、どうやって治していくのかを絵本と照らし合わせながら学んでいけるのがこの絵本の醍醐味です。実体験一緒に楽しく学べるので、一生ものの知識となる素晴らしい絵本です。実はこの本はシリーズになっています。〈けが編〉の他にも〈おなか編〉〈インフルエンザ編〉もありますので合わせて読みたいですね。

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