赤ちゃんに対してたくさんの不安があると思います。
不安を少しでも解消するためにはたくさんの知識を頭に入れておくことではないでしょうか?
今回は、アレルギーについてまとめていきたいと思います。
お子さんがアレルギーであってもなくても頭に入れておくと安心ですので、ぜひチェックしておいてください!
アレルギーとは、体の外から入ってきた菌やウイルスを体から排除しようとする時に働くセンサーが害を与えないものにまで過剰に反応してしまっている状態です。
特に食物の3大アレルゲンと言われている卵・乳製品・小麦が原因となることが多いですが、その子によって原因は異なりますので、疑いがある場合は皮膚科や小児科に受診し、検査してもらいましょう。
アレルギーの症状を箇条書きにしていきたいと思います。
・かさかさ、ぽつぽつしたかゆみを伴う湿疹
・ぜいぜいとした苦しそうな呼吸
・鼻詰まり
・激しい咳とくしゃみ
・嘔吐
・下痢
・目のかゆみ
・充血
・腹痛
・鼻水
このような症状が主に現れてきます。
もしアレルギーの疑いがあり、検査したいという場合は小児科や皮膚科で受けることができます。
アレルギーの検査は〇才~という明確な基準がないため、低月齢でも受けることは可能です。
ただし、赤ちゃんに少なからず負担がかかりますので、重篤な症状でなければ、まず医師に相談してみましょう!
アレルギーの検査には「血液検査」「皮膚検査」「食物除去検査」「食物負荷検査」の4つがあります。
まず、血液検査・皮膚検査を行い、反応が出た場合は食物除去検査・食物負荷検査でさらに詳しく検査していくという手順になります。
では、それぞれどのような検査なのか簡単に説明していきたいと思います。
【血液検査】
最も一般的な検査方法で、採血をして「Ige抗体(アレルギーの引き金)」というタンパク質が血液中にどのくらいあるのか調べます。
アレルギーの原因と疑われるものごとにIge抗体の数値を調べて原因を特定する検査です。
【皮膚検査】
皮膚でアレルギーの有無を調べる方法です。
これは「スクラッチテスト」と「パッチテスト」の2種類あります。
・「スクラッチテスト」
背中や腕の皮膚にスクラッチ針で血の出ない程度に傷をつけ、そこにアレルギーの原因と疑われるもののエキスを1滴ずつたらし反応(赤くなるか)をみる検査です。
・「パッチテスト」
アレルギーの原因と疑われるもののエキスを小さい紙に染み込ませ、腕などに張り、時間をおいてみて赤く反応するかをみる検査です。
【食物除去検査】
アレルギーの原因の可能性があるものを1~2週間摂らないようにして、症状が軽くなるかをみる検査です。
このとき、母乳をあげている場合はお母さんも同じく摂取しないようにします。
【食物負荷検査】
アレルギーの原因の可能性があるものをわざと摂取し、反応がでるかをみる検査です。
場合によっては、アナフィラキシー(※)のような危篤な症状が出る場合があるので、必ず医師の指示・監視下のもとで行いましょう。
(※アナフィラキシーとは、全身に急性のアレルギー反応が現れることで、意識障害などのショック状態を引き起こすアナフィラキシーショックなどもあります。)
以上がアレルギーの症状と検査方法です。
いざ検査をする場合でも事前にどんな検査なのかわかっていたら安心ですね!
ただ、あれ?と思ったら自己判断せずに、保健センターに電話相談したり、かかりつけの病院に受診することも忘れないようにしましょう。