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共感力のある子どもに!心を育てる、おうちでできる取り組み3つ紹介
子どもには思いやりのある、共感力のある子どもに育ってほしいと思いますよね。子どもが他者の行動を考えられるようになるのは、4歳過ぎてからといわれています。心の発達段階である子どもに、何かしてあげられることを考えたいですね。今回は、子どもの共感力を育むためによいこと「絵本・動物とのふれあい・アイメッセージ」の3つについて紹介したいと思います!
絵本の読み聞かせや、絵本を読むことは、子どもの共感力を育むといわれています。絵本を子どもに読み聞かせすることにより、聞き手である子ども自身がおはなしの主人公と似たような気持ちを味わうからです。また、子どもが絵本を読むということは、おはなしの登場人物がやったこと、考えたことなどを客観的にとらえる経験をしています。これにより、絵本に親しむことが、ほかのひとの気持ちを知り、共感することにつながるのです。
絵本は子どもだけのものではなく、大人も心動かされるものがたくさんあります。おすすめ本ももちろんよいですが、自分的に「これをどうしても読んでほしい!」というお気に入りの絵本があったら、そういった本が一番子どものこころに響くと思いますので、ぜひ子どもにも「わたしのお気に入り」を読み聞かせしてほしいです。
ペットを飼うことや、動物とのふれあいが、子どもの共感力にかかわっているといわれています。幼児期に動物のお世話や飼育をしながら、毎日かかわることで、生き物のちょっとした変化や状況に気づくことができるようになり、これが「他者を思いやる力、共感力」を育むことにつながるのです。
保育園や幼稚園でもうさぎやカメなどの動物がいて、子どもたちがお世話することもあると思います。身近に動物がいるという環境は、生き物を大事にする気持ち、命の大切さを知ると同時に、子どもたちの心の安定材料にもなっています。また、動物を通じてお友だちとのコミュニケーションも生まれますね。幼稚園や保育園、おうちなどで(お出かけ先でもいいですね!)生き物にふれあう機会をたくさん作ってあげて欲しいなと思います。
「わたしは○○と思う」「わたしは○○してくれてうれしいな」など、子どもに主語が「わたし」になるようなことを伝えることで、共感力が育まれていきます。このメッセージのことを、アイ(I)メッセージといいます。たとえば、テーブルを子どもが片付けてくれたときに「わあ、きれいになったね!おかあさんうれしいな」という風に、普段からアイメッセージを使ってみることをおすすめします。
ただ、共感力ばかりにフォーカスしてしまうと、自分がこうしたい、といった気持ちが置き去りにされてしまうこともありますので、共感力は共感力で大事にしながら、自分はこう思うんだけど、○○だから、こうした方がいいかもしれない、という風に、自分の気持ちと相手の心情をまず分けて考える必要があります。そういった際に、大人がまず子どもの気持ちを受け入れて認め、共感してあげることで、子ども自身の心も安定しますし、他者への思いやりや共感力も生まれるかなと思います。
子どもの共感力を育むためにできることについて紹介しました。絵本や動物とのふれあい、アイメッセージなど…共感力を含めた子どもの心を育てるために、今まで以上にたくさん機会を作ってあげたいですね!