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出産祝いに、ママに、我が子へ…ベストセラー絵本「ちいさなあなたへ」の紹介
児童書作家であるアリソン・マギーさんによって作られた「ちいさなあなたへ」。母親の、我が子を思う気持ちがぎゅっと詰まった一冊です。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この絵本は単なる「生まれてきてくれてありがとう」の絵本ではありません。出産祝いだけでなく、お母さんへのプレゼントに、我が子の成長の節目に、ぜひおすすめしたい絵本です。
今回は、アメリカ発のベストセラー絵本「ちいさなあなたへ」のあらすじ、絵本から受け取れるメッセージ、色々なシーンでのプレゼントにおすすめの理由もあわせて紹介したいと思います!
赤ちゃんとしてやってきた「我が子」を育てる、母親目線でかかれています。我が子がこの先どのような人生を歩んでいくのかな…といったことに思いをはせながら、母親の子どもに対する愛情、幸せを願う気持ちが表現されています。
乳幼児期に、赤ちゃんとお母さんはかなり密度の濃い時間を過ごしますが、年齢が上がるにつれ、徐々に子ども自身も出来ることが増えていき、少しずつ手が離れていきますよね。
だからといって、楽になるというわけではありません。それぞれのステージで、悩み事や心配事は変わっていきます。
-ほのぐらい もりへ さまよいこむことも あるかもしれない
-かなしい しらせに みみを ふさぎたくなる ひも あるだろう。
本文にも出てくるように、子どもは子どもで、成長するにつれ、決して順風満帆ばかりではなく、さまざまな困難や挫折、悲しみも味わったりすることもあります。また、難しいことに向かってチャレンジすることもあるでしょう。親としてサポートできることもあれば、ただ見守ることしかできないこともあるのが保護者というものです。
子どもはやがて自立し、親元を巣立っていく。そして、我が子も同じように母になるかもしれない。どの子どもにも「お母さん」がいて、いくつになっても母は母、子どもは子どもです。
離れて暮らしていても、いつでも、母が子どもを思う気持ちは変わらないのだな、としみじみ考えさせられ、じんわりと心が温かくなるおすすめの絵本ですね。
この「ちいさなあなたへ」は、誕生を祝うことだけがテーマの絵本ではなく、小さな赤ちゃんだった我が子が、成長していくだろうといった先のことに思いをはせ、その過程での苦しみも表現されたり、子どもが巣立つときの子どもの気持ちの描写もあったりします。
そのため、出産したばかりのお母さん、乳幼児期のみならず、お子さんが小学校に上がってからでも、それぞれの立場で必ず、皆さんの胸に、心に響くでしょう。
もちろん出産祝いとしてもおすすめですが、ママ友へのちょっとしたプレゼントや、子どもが母親への贈り物にするのもおすすめです。
また、子どもの1/2成人式や卒業、進学で親元を離れる際など、我が子の成長の節目のタイミングに、ぜひ目を通してもらえたらなと思います。
今回は、アメリカ発のベストセラー絵本「ちいさなあなたへ」の紹介でした。私も実際読んでみて、かなり心が揺さぶられました。様々な立場のお母さん、成長の節目のタイミングの子どもにぜひ読んでもらいたい絵本です!プレゼントに、自分用に、ぜひ一度読んでみて頂けたらと思います!