親子ですくすく子育て応援サイト

menu

まんまーれ

大学時代に取得した教員免許、眠らせたままではありませんか?

  • 2020

大学時代に、教職課程を履修していたパパ・ママ、意外といらっしゃるのではないでしょうか?

そして、教員免許を取得したものの、そのままになっている方も多いのではないでしょうか?

私自身もその一人でしたが、子育てが少しは落ち着いた為、昨年後半から、教職に関するアクションを起こしてみました。

その体験談などをご紹介します。

私自身、教職課程をなぜ履修したのかというと・・・

小さいころから学校の先生にあこがれていましたが、社会人として企業で働き、幅広い経験を積んだ上で教壇に立ちたいと思っていました。

その為、教育学部には進まず大学では経済や金融のことを学びつつ、教職課程を履修していました。

そして、高校の教員免許を取得しました。

大学卒業後は金融機関に就職し、その後学習塾に転職し学校現場ではない教育の世界での経験もつみました。

その後、転機があり、IT系企業の人事部で研修や採用業務などを担当していました。

とはいえ、元々持っていた学校の現場で働きたいという気持ちを捨てたわけではありませんでした。

結婚し、子育てが落ち着いた段階で、期間限定・時間限定の立場でも良いので

教壇に立ちたいなという気持ちはずっと持ち続けていました。

私自身が今まで意識して続けていたことは?

将来的には学校の先生になりたいと考えていた為、高校時代大学選びの際にアドバイスをもらっていた恩師でもあり、かつ教育実習の時にも直接指導をしていただいた先生とは年賀状やメールのやりとりをずっと続けていました。

かつ、大学時代に教職課程の授業を履修させてもらっていた先生とは、就職活動時に研究室に足を運び相談にものっていただいた為、卒業後もずっと連絡を取り合っていました。

そして、30代に入り行われた中学の同窓会の際に参加していた先生が、都心の大学で教育に関する講義などを行っていた関係もあり、東京都の教育事情などにも詳しかった為、連絡先を教えていただき、連絡をとるようになりました。

子育てがひと段落して起こした最初のアクションは?

大学の教授はまだ母校で勤務を続けていた為、下の娘が幼稚園に入ったタイミングで研究室に足を運ばせてもらい、今現在の教育現場の話をきかせてもらいました。

そこでいただいたアドバイスは

・とにかく今は先生不足。需要が少ないかな?という科目でさえも、非常勤講師の登録をしていると仕事の話がくるのが現状。

・平日の午前中、山手線内の学校限定という段階までしぼったとしても、意外と話がくる。

・勤務可能曜日をしぼったとしても、時間割を組み替えた上で、勤務できる体制を整えてくれる学校も珍しくない

という話でした。

「本当にそうなのかな・・・」と半信半疑ではありましたが、希望は少しは持てそうかな?と思いながら大学から帰宅した状態でした。

大学の教育学会に参加して状況がかわる!

母校では毎年、教職についている卒業生や教職課程を履修している在校生を集め、教育学会を行っています。

私も学生の頃に参加したことがあった為、久しぶりに参加させてもらうことにしました。

教育現場でのレクチャーなどを受けることができ、刺激的でした。

かつ、懇親会にも参加させてもらい、現役の先生方との交流も深められました。

その際に、「都内の私立高校にお勤めの先生で『今、すぐに勤務できる非常勤講師をさがしているのですがなかなかみつからなくて・・・』とおっしゃっている先生がいらっしゃるけれども、話をきいてみたらどうかな?」と教授が声をかけにきてくださいました。

その先生と連絡先を交換させていただき翌日には具体的なお仕事の話などを送っていただくことができました。

しかし、私自身が教員免許の更新講習を受けていなかった為、すぐにそのお仕事をお引き受けすることができない状況となりました。

免許状更新講習を受講することに!

教授にその件を報告したところ、「意外とこういった話は良く出てくるので、免許状更新講習を受講してみたらどうか?」とアドバイスをいただきました。

私自身もこの機会にと思い、玉川大学の通信教育を受け、かつ試験にも合格し、更新講習を無事に終えることができました。

東京都の時間講師募集に応募!

私自身のように学校現場での経験がない人の場合、更新講習を受けるにしても、東京都の時間講師の名簿に登載される必要がありました。

その為、東京都の時間講師登録の手続きを取りました。

その際に、来年度の登録に関しては、選考も行われた上で合格者のみ登載されるということに情報が掲載されていることに気づき、応募することにしました。

作文と書類提出による選考ではありましたが、無事合格し名簿に登載されました。

その後、時間講師募集に関するサイトの案内も郵送されてきた為、私自身の勤務希望条件に合う学校を検索しているとことです。

まとめ

教育実習に行けたことにより、満足してしまい、そのまま教職につかずに終わっている教員免許保有者は意外と多いと思います。

かつ、更新制になったことにより、教職につくにも手間がかかるため、あきらめてしまっている方も多いかと思います。

期間限定で、かつ勤務時間もそこまで長くはなく、お子さんの夏休みなどの長期休暇中に休める仕事という点では学校現場での非常勤講師のお仕事はおすすめです。

免許を眠らせたままの方、この機会に検討してみませんか?

今回ご紹介した内容が、みなさんが、一度は夢見た「先生」という職業につくきっかけになればと思っています。

(制度などは変更となる可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。)

コメントは利用できません。