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親子で歌おう!歌いつぎたい日本の童謡「赤とんぼ」

  • 2020

今回はお子さんと一緒に歌える童謡の中から、「赤とんぼ」を紹介します。

誰もが知っている名曲ですね!夕焼けを見るたびに、この曲を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

口語定型詩ではありますが、「ねえや」「おさと」など、子供たちには少し難しい歌詞もありますね。

歌詞の解説を加えてみましたので、主人公の心情を想像しながら、お子さんと歌ってみて下さい!

「赤とんぼ」とは


「赤とんぼ」は三木露風作詞、山田耕筰作曲による童謡です。

日本に生まれて、この歌を耳にしたことが無いという人はいないのではないでしょうか。夕焼けに染まる、日本の美しい田園風景が思い浮かびますね。

1927年に作曲されたそうですから、実に約一世紀もの間、多くの日本人の心を癒してきた不朽の名作です。

歌詞紹介


「赤とんぼ」作詞:三木露風 作曲:山田耕筰

夕焼小焼の赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か

山の畑の桑の実を
小かごに摘んだは まぼろしか

十五でねえやは嫁にゆき
お里のたよりも 絶えはてた

夕焼小焼の赤とんぼ
とまっているよ 竿の先

歌詞解説


以下のサイトを参考にさせて頂きました。

童謡「赤とんぼ」にこんな深い意味があったのだ!

「赤とんぼ」諸説紛々

竿先にとまった赤とんぼを見て、主人公は幼き日々を回想しています。

誰かに背負われて、夕暮れ時に赤とんぼを見たのは、いつの日の事だろう。

山の畑で桑の実を摘んだことは、幻だったのだろうか。

ねえやは十五で嫁いでしまって、まったく疎遠になってしまったなあ。

全体としてはこのような感じでしょうか。

まず気になるのが、夕焼け小焼けの「小焼け」の部分ですね。諸説あるようですが、単体で使われることはあまりないので、語調を整えているという説が有力のようです。

単なる「夕焼け」ではなく、「夕焼け小焼け」とすることによって、心情や情景を想像する余地が作られているような気がしますね。

ねえやは「姐や」であり、主人公の家に奉公に来ていた、年上の女性です。主人公は、おそらくこの姐やに負ぶさって、夕焼けに染まる空と赤とんぼを見たのでしょう。

「おさと」については、姐やの故郷とする説、主人公の実家とする説など、こちらも諸説あるようです。姐やに慕情を抱いていたとすれば、姐やの実家とするのが自然かなとも思いますが、定かではありません。

姐やと連絡が取れなくなってしまったと理解して、「疎遠になってしまったなあ」としてみました。

この女性に、主人公は仄かな慕情を抱いていたのかもしれませんね。嫁いでしまった姐やと疎遠になってしまったことに、寂しさを感じているように思えます。

また、三木露風自身は5歳で母親と生き別れているそうなので、もう会うことのできない母への思いも込められているのかもしれません。

主人公の心の原風景を想像しながら、是非お子さんと歌ってみたい童謡です。いつの日かその楽しい思い出が、心の原風景として甦ってくることでしょう!

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