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母乳が出過ぎる場合はどのように対処するといいの?
赤ちゃんが飲む母乳の量以上の母乳を分泌してしまう状態を母乳分泌過多といいます。また、溜まり乳とも呼ばれます。このように母乳が出過ぎてしまう場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
授乳をし終えた後、まだおっぱいが張っている要な場合は、搾乳しましょう。親指と人差し指で乳輪のすぐ外側より体の内側へと軽く押すように行います。また、搾乳器を使うという方法もあります。ただ搾乳をし過ぎてしまうと、乳房はもっと多く母乳が必要なのだとして母乳を作ってしまうため、逆効果となってしまいます。すべての母乳を搾りきるのではなく、乳房の張りが治まればやめるようにしましょう。
母乳が多く漏れてしまったり、衣類を汚してしまったりするような場合は、母乳パッドを買うことで解決することができます。母乳パッドには、使い捨てができるものと布製のものの2種類があります。使い捨ての母乳パッドは清潔に保つことができますが、費用がかかってしまいます。一方、布製の母乳パッドは何度も使い回すことができますが、洗濯の手間がかかることや、衛生面も心配です。使用頻度や使いやすさでどちらがいいかを選ぶようにしましょう。
自分なりに対策をしてみたけれど不快感が亡くならないような場合は、かかりつけの婦人科または母乳外来を受診してみましょう。医師や助産師のアドバイスをもらうことができます。専門家の指示通りにすれば、母乳の量の調節に改善が見られることもありますよ。
・赤ちゃんが飲み切ることのできなかった母乳は搾乳する
・母乳パッドを使って衣類を汚さないようにする
・どうしても困った時には専門家に相談をする
母乳がでないという悩みもありますが、反対に母乳が出過ぎてしまうという悩みもあります。乳腺炎を防ぐためにも、赤ちゃんが飲み切ることのできなかった母乳は搾乳をしましょう。そして、衣類を汚さずに済むように、母乳パッドを活用するといいでしょう。また、どうしても自分で解決できないと感じた時は、専門家への相談をおすすめします。