21Mar
進級時や長期休み明けの新学期などは、子どもの登園や登校渋りに頭を悩ます人が増える時期です。いじめがあるなど子どもを安心して行かせられないという強い理由がない場合は、どのように声をかけて登園、登校を促すか悩みますよね。そんな時は子どもの気持ちではなく、親の姿勢をかえることも重要なステップですよ。
登園渋りには必ず理由がある
どんな些細で小さな理由でも登園、登校渋りには必ず理由があります。理由を聞いても子どもが答えないからと言って、さぼりや怠慢と決めつけないようにしましょう。新しい先生にまだ抵抗がある、給食の時間が苦手、お昼寝がうまくできないなど理由は様々です。幼い子供の場合は、もしかしたら子ども自身も登園に対する不快感の原因に気付けていないのかもしれません。場合によっては精神的なことが理由で、体調にも変化が出てしまうので登園、登校渋りをしたら様子をよく観察してあげましょう。
まずは子どもの話を聞いてあげよう
当たり前のことを、と思われるでしょうが、まずは子どもが登園、登校を渋る理由を聞いてあげましょう。働く忙しいママも多く、「とりあえず熱がないなら行っちゃって!」となりがちですが、子どもの話を聞くことから始めることを忘れないようにしましょう。
親の姿勢を変えてみる
話を聞いてあげることで、子どもの登園、登校渋りが解決できないときもあります。そうなると親は、ついつい行きたがらない理由を聞き出そうとしたり、りつけたりしてしまうことも。子どもの気持ちを変えられないときは親の姿勢を変えてみることも大事なステップです。まずは、子どもの気持ちに共感しつつも一緒に不安にならないよう必ず笑顔で見送りましょう。子どもにとって安全な場所であることを認識させます。そして、渋りの理由が分からない時でも無理に長時間かけて聞き出すことはありません。追究がプレッシャーにならないよう時期を辛抱強く待ちます。帰宅後や休日は、園や学校の話も必要はありません。家庭は家庭で子どもの気持ちの安定を計れるよう、たっぷりスキンシップをとってあげましょう。もちろん担任の先生との連絡を重ねながら様子を聞くことも大切です。
子どもの内面の強さを育てよう
園や学校と、集団生活は長く続きます。その中でクリアしなければならない嫌なことは数多く訪れるでしょう。その度に気持ちが折れてしまうのではなく、自分の強さを信じられる子どもを育てる手立てが大切です。子どもは愛されている、見守られている自信があると立ち向かう気持ちを持てます。また、成功体験を積ませてあげることも子どもの自己肯定感を高めます。子どもの登園、登校渋りの解決への必要な手立ては日常の中に隠れているものですよ。
まとめ