30Aug
出産した産院で赤ちゃんが生まれたときに血液型の検査を受けた人もいるでしょう。しかし、中には「血液型は変わるかもしれないから必要ない」と言われた人もいませんか?医師が必要ないと言えば、そうなのでしょうが親としては気になるところですよね。赤ちゃんの血液型について紹介します。
病気を調べるための血液検査
新生児の場合は昔も今も、赤ちゃんの血液型を調べるためだけに採血しているわけではありません。昔は赤ちゃんの先天的な病気を調べるための検査のために採血して、そのついでに血液型を教えてもらえました。しかし、赤ちゃんの血液型は不安定なことも多いため、現在は血液型の検査をしない病院も少なくはありません。
赤ちゃんの血液型は不安定
血液型の判定は、赤血球のA型抗原・B型抗原と、血しょうの抗A抗体・抗B抗体の有無を測定します。しかし、産まれたばかりの赤ちゃんはA型抗原とB型抗原の反応が弱いことや、抗A型抗体と抗B型抗体はまだ作られていないことがあり、判別が難しいのです。また、まだお母さんの抗体の影響もあるために実際とは異なる血液型の結果になってしまうことがあります。
いつから正確な検査ができる?
4歳過ぎくらいからは確実に正確な血液型を調べることができると言われています。しかし、4歳になったからといってわざわざ血液型を調べるという必要はなく、何かの検査を受ける機会があればついでに調べる位の気持ちでいいでしょう。小さい子は注射嫌いや血管が細いということもあります。血液型判定のためだけにわざわざ痛くて嫌な思いをさせる必要はありませんよ。
まとめ