幼児教育と聞くと、何だか子どもに押し付けるようで窮屈なイメージを持っていませんか?
かくいう私も、以前はその一人でした。
「幼児のうちは、元気に遊んで健康に育ってくれればそれでいい。。。」
その思いに変わりは無いですが、今までは放任主義的な考えが根底にありました。
子どもと接する機会が一番多い親だからこそ、子どもの能力をより多く引き出してあげられるような接し方・環境づくりのための知識を身に付けないといけないと、しみじみ感じています。
近年、幼児教育の重要性が高まるなか、それを実践する上で様々な教育法が存在します。
今回は、7つの有名な教育法について、簡単に紹介したいと思います。
シュタイナー教育
・幼児期の子どもは周囲の大人を模倣することで育つため、大人は子どもに真似されてもいい振る舞いを常に態度で指し示さなければならない
・静かで安心できる環境が子どもの心を育てるため、子どもに吸収されてよいものを身の回りに置くようにする
・規則正しい生活のリズムを繰り返す中で、子どもの心は安定し、集中力が高まり、落ち着いて集団行動ができるようになる
特徴的なものに、行動が受動的で刺激が強いため、子どもの成長に悪影響を及ぼすとして、「テレビは見せない」ことを徹底しています。
モンテッソーリ教育
・子どもは、集団で同じことをするのではなく、一人ひとり自分で自分の活動を選び、自分のリズムで納得行くまで繰り返し活動する
・子どもの知的好奇心が自発的に現われるように、子どもに「自由な環境」を提供することを重要視する
・縦割りクラスの中で活動することにより、年下の子どもは年上の子どもの活動を見て学び、年上の子は年下の子に世話をすることや教えることで学ぶ
モンテッソーリ教具と呼ばれるオリジナルの木製玩具が多数用意されており、自由な個別活動を可能にしています。
リトミック
・子ども自らが音楽や音に反応し身体で表現することで、集中力・想像力・思考力、そして美しいものに素直に感動できる心を育み、子どもたちの秘めた可能性を引き出す
ピアノやタンバリンといった様々な楽器を使用して、リズムに合わせた学習方法が特徴的です。
ドーマン式
・子どもが欲しいものは、おもちゃではなく本物の道具であり、ありのままの事実をそのまま受け取り吸収することである
・ありのままの事実の”学び”として、「読むこと」「百科事典的知識」「算数」の三つを柱とする
今ではフラッシュカードとして有名ですが、数を視覚で認識させるために考え出された「ドッツカード」と呼ばれるカードを知育教材として採用した学習が特徴的です。
七田式
・人間は、本来みんな天才だが「頭の働かせ方」の違いによって、具体的には右脳のイメージ力の働かせ方で凡才と天才に分かれるため、右脳を活性化するトレーニングを行うべきである
七田式教育による能力開発のスタートは、生まれてからではなく胎児のときからとされており、胎教の教材も用意されているのが特徴的です。
久保田式
・積極的で自ら課題解決できる子どもを育てるために、知識だけでなく、手や体、五感をたくさん使うことで、脳の前頭前野を鍛える手助けをする
昔ながらの育児に注目し、どのように接すれば子どもの脳の発達を最大限に伸ばせるかを親が学べる教室も用意されているのが特徴的です。
井深式
・「活発な運動は、頭脳の働きも活発にする」という前提に立ち、手足、なかでも手指の運動に注目する
ソニーの創業者である井深大さんの教育法で、遺伝的な要素が強いとされてきた人間の能力や性格が実は3歳までの幼児期に大きく形成されると結論づけ、著書である「幼稚園では遅すぎる」、「0歳からの母親作戦」が有名です。
以上、考え方と特徴について軽くまとめましたが、具体的な教育方法についてはまだまだ勉強中です。また、紹介した以外にも様々な教育法が存在します。
今後、少しずつでも詳細を伝えることができたらと思っています。
今回、色々な教育法について調べていく中で、日々の育児に幼児教育の土台がつまっていることを改めて感じました。
ぜひ、お子さんとご自身にあった方法をみつけてみてください。