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顆粒だし・ハム・ソーセージに含まれる食品添加物の危険性と、それでも食べる場合はどうしよう…?
顆粒だしやハム・ソーセージは日常的によく使われる食材・商品のひとつですよね。今回は、このような食品に使われている食品添加物の危険性についてのお話です。食品添加物は、食品を製造する過程において、または食品加工や保存性を高めるといった目的で、食品に添加したり混ぜたりといった方法で使用するものですが、中には発がん性が疑われるものもあります。お子さんを持つ保護者さんにとっては、かなり気になるところなのではないでしょうか。避けて通れない食品添加物ですが、添加物をできるだけ避ける方法と、危険性を知った上で、それでも使う場合はどうすればよいのか、といったところもお伝えしたいと思います。
味噌汁や煮物に使われる「だし」、こんぶやかつお、いりこなど、和食に欠かせないですよね。天然のだしをとるかわりに、顆粒だしを使うことも多いと思います。この中に含まれているうまみ成分の食品添加物について、危険性を調べました。
・調味料(アミノ酸等)…よく見る表示と思います。こちらの物質は、片頭痛、脳神経への悪影響の危険性、味覚障害、痛風の発症の誘発、加熱による(250℃以上)発がん性物質の発生、緑内障の原因となる可能性が指摘されています。
・酵母エキス…化学調味料無添加とうたっている顆粒だしにも使われています。名前からして体への害はないのだと思っていましたが、「酵母エキスもよくない」と書かれているのを何度か目にしてから調べると、食品アレルギーの発症や、味覚障害などを引き起こす危険性があるそうです。
どちらかといえば、リスクの低さでいうと「酵母エキス」です。こだわった食材を取り扱っているお店でも、調味料に酵母エキスは入っているものが多い印象です。「調味料(アミノ酸等)」のを買うよりは…と思って購入されるか(私は買っていますが)、可能な限り天然のだしをとるか、無添加のだしパックを使うなどするのがおすすめです。お子さんの味覚発達のために(天然のだしを「おいしい」と思う舌に育ってもらうために)やってみましょう!
一般的に流通しているハム・ソーセージの多くは、食品添加物が多く使われています。本来ハムやソーセージは、塩漬けや燻製にすることで保存性を高めた加工商品のはずです。ところが、工程に手間がかかり、高価になってしまうため、安価で大量生産して流通させるために、食品添加物が使用されるようになりました。合成保存料であるソルビン酸も気になるところですが、下記に代表的な2つの添加物について記載します。
・リン酸塩…保水性や結着性を高めるために使われます。体内のカルシウムと結合し体外へ排出されるため、カルシウム不足が懸念されます。
・亜硝酸ナトリウム…発色剤や防腐剤として使われます。この物質自体に毒性はありませんが、肉などの中に含有されるアミンと結合することで、ニトロソアミンという発がん性を持った物質に変わります。胃の中の環境も、この物質が発現しやすい条件下となってしまいます。
安心安全なハム・ソーセージをするためには、製造過程において発色剤や着色料を使用していない「無塩せき」と表示のあるものか、無添加のものを選びましょう(裏面を見ると、多く流通しているものに比べて明らかに原材料名がシンプルなので一目瞭然と思います)。無塩せきは完全な無添加ではないですが、少しでも添加物を避けられると思います。もしくは自然食品のお店や、無添加や国産など、こだわりの食材を扱っているお店をはじめから選ぶというのもよいでしょう。作るのがお好きな方は、むね肉やささみなどで手作りハムを作ってみるのもよいですね!
やむを得ず一般的なものを使う場合は、ゆでてからゆで汁を捨てる(ゆでこぼし)と、ハムやソーセージなどに含まれている食品添加物が少しでも流れ出てくれるので、おすすめです。
今回、顆粒だし、ハム・ソーセージに含まれる食品添加物の危険性について、添加物を避ける方法と、食べざるを得ない場合の対処法についてもお伝えしました。日々の生活の中でどうしても避けられない場面もありますので、参考にしていただけたらと思います。