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手足をバタバタ♪ジェネラルムーブメント
生まれて間もない赤ちゃんはとっても可愛らしいですよね。ずっと見てられます。顔や体の大きさ、動きがどんどん発達してく様子も楽しいですね。
生後3ヶ月頃までの間は、本能的に動いているのか、意志をもって動いているのか、どちらなのでしょうか。今回は、ジェネラルムーブメントについてご紹介します。
生後間もない赤ちゃんが動くのは、周りからの刺激や働きかけに対して動く「原始反射」と呼ばれます。
それに対して、「何かしたい」という目的や意志をもって動くことを、「随意運動」と呼びます。大人にとっては当たり前のことですが、赤ちゃんは3か月ごろになってやっとできるようになる動きです。
「随意運動」をする前の赤ちゃんの動きは「原始反射」かと思われましたが、「原始反射」でも「随意運動」でもない動きをしていることが最近の研究でわかりました。
その動きこそが「ジェネラルムーブメント」と呼ばれます。
ジェネラルムーブメントとは、3か月くらいまでの赤ちゃんがあおむけになった時に、自発的に手足などをバタバタ動かす全身運動のことです。
この運動を通して、自分の体や外の世界に触れて、赤ちゃんは自分の体と、そうでないものを認識するのではないかと言われています。
あおむけに寝ることができる人間の赤ちゃんだけにある動きで、お母さんのお腹の中にいるときからやっているそうです。
3か月ごろになって、お座りやつかまり立ちなどの「随意運動」ができるようになるとともに、このジェネラルムーブメントは、消えていきます。
なぜジェネラルムーブメントをするのかは、はっきりとは解明されておらず、まだまだ赤ちゃんの動きには謎が多いようです。
まだ移動はしないものの、ジェネラルムーブメントが始まった頃には、赤ちゃんの身の回りのものに気をつけてあげましょう。
とても貴重で、あっという間に過ぎていく生後3ヶ月まで。一つ一つの動きに愛おしさを感じますよね。どの動きも見逃さないように、赤ちゃんとのかけがえのない時間を過ごしてみてくださいね!