4Sep
子どもの頃から虫が苦手なのがコンプレックス。そんな私が母となり、このままでは子どもも虫嫌いになってしまうのではないかという不安、自然を楽しめる子どもになってほしいという思いが強くなり試行錯誤していきます。その結果、見事親子で昆虫好きになることに成功!今回は、子どもと共に虫嫌いを克服したステップをご紹介していきます。
ステップ1:虫に出会った時「こわい」「気持ち悪い」を絶対言わないと決心する!
子どもの価値観は、親の言葉が大きく影響します。そこでまず、虫を見た時に「気持ち悪い」や「こわい」という言葉を決して出さず、「すごいね」「かわいいね」と言うようにします。実際に思っていなくても、そう言うことに決めます。
次第に子どもは虫と出会った時「かわいい」「すごい」と言うようになり、そんな子供の姿を見て私自身も虫に対して不思議とそう思えるようになっていきます。
ステップ2:子ども向け絵本、テレビ番組で一緒に昆虫を学ぶ
虫を怖いと思うのは虫のことをよく知らないからだと気付き、子ども向けの可愛いイラストの絵本などから知る努力をしてみます。中でも、童心社の「かわいいむしのえほん」のシリーズは、イラストと話が可愛らしく親子で楽しめておすすめ!また、テレビ番組では香川照之さんの昆虫の番組が本当に面白く、親子で何度もみます。
・ダンゴムシは半分ずつ脱皮して大人になること
・セミは何年もかけて羽化し子孫を残すためにオスだけが鳴くこと
・カマキリの子どもは百匹以上産まれて数匹しか成虫になれないこと…
昆虫たちの生きる過程を知り、虫たちにすっかり情がわいてきたのです。
ステップ3:子どもと一緒に昆虫飼育にトライ!
昆虫の知識を少し得てから、子どもたちと一緒に比較的飼いやすいカブトムシをつがいで飼育し始めます。子どもたちは名前をつけて可愛がり、毎日欠かさず世話をして一緒に観察。
しかしカブトムシはひと夏しか生きられません。可愛がっていたカブトムシが死に、子どもたちは落ち込みましたが、土の中には卵が残されていたのです。産まれて、生きて、子どもを残す、この過程を目の当たりにして、私はすっかり昆虫に人生を重ねて大好きになっていきます。