16Jul

「模倣遊び」というのを聞いたことがありますでしょうか。模倣遊びとは、子どもが周りのひとやものの様子などをまねて遊ぶものですが、この遊びが子どもの発達によい効果を与えているといわれています。この記事では、模倣遊びとは何か、模倣遊びの子どもに与えるメリットについて紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください!
模倣遊びとは
模倣遊びとは、子どもが日常の生活で見るものをまねて忠実に再現する遊びのことです。例をあげると、犬や猫の鳴きまねをしたり動きを再現したりする、積み木を車に見立てて遊ぶ、子どもの好きなキャラクターになりきる、などです。
おままごとなどのごっこ遊びと模倣遊びは区別して考えられることもありますが、おままごとなどのごっこ遊びにはそもそもモデルとなるイメージがあり、それをまねした上で自分なりにアレンジして発展させています。そのため、子どもがごっこ遊びをする上での基礎になるのが模倣遊びで、模倣遊びなしではごっこ遊びは成り立たないともいえます。
模倣遊びのメリット
子どもが模倣遊びをすることのメリットとして、「コミュニケーション能力を育む・想像力がつく」ということがあげられます。
おままごとでごはんを作ったり、ごはんを食べるまねっこをしながら大人またはお友だちと関わったり、ヒーローごっこで何かのキャラクターになりきったりして遊んだりすることで、お友だちや大人とのコミュニケーションが生まれます。模倣遊びを通じてコミュニケーションすることの楽しさが感じられ、また人との関わりについて学ぶことができます。
さらに、模倣遊びをするうえで欠かせないのが想像力です。身近なものをまねる際、頭の中で「どうやったら本物に近づくのか」「どんな動きだったかな」などとイメージをふくらませながら遊ぶことで、想像力が育ちます。また、目の前に実物がないものを想像しながら見立てて遊ぶことが、想像力をつけることにつながります。模倣遊びは子どもによいメリットがたくさんなので、ぜひいっしょに模倣遊びしてみてくださいね!