親子ですくすく子育て応援サイト

menu

まんまーれ

遊びが子どもに与える効果について~折り紙・おにごっこ・おままごとから考える

  • 2021

子どもは遊びながら学び、育つ…といったことを聞きますが、具体的にどのようなことを学び、どのように育っていくのでしょうか。

今回は、折り紙・おにごっこ・おままごとの3つの遊びが子どもに与える効果について、考えたいと思います。

折り紙

日本で古くから親しまれてきた折り紙を、例にあげてみましょう。

折り紙作品には、チューリップのような簡単なものから始まり、折りづる、紙ふうせん、立体的な動物など、難易度はさまざまです。

まず、角をきっちり合わせて折るのには集中力を必要とします。

また、細かい作業になりますので、手先が器用になる(巧緻性)効果があります。

さらに折り方の図通りに折るということは、平面的なものを立体的に仕上げていくイメージ力(空間把握能力)が求められます。

この空間把握能力は、子どもが成長する上で知的好奇心、自発性を養っていくためにも大切であり、さらにスポーツや算数の勉強、車などの運転にもかかわっていくといわれています。

折り紙は手軽に購入でき、外出先でも持ち運びが簡単ですので、ぜひ普段から「折り紙遊び」してみてくださいね!

おにごっこ

おにごっこで、鬼になったとします。

鬼になったら、つかまえる子どもたちの位置を確認し、「ここから全速力で走ってつかまえられるか」「AさんをつかまえるふりをしながらBさんをターゲットにしよう」などといったことを考えます。

鬼もひたすら走り回ってばかりでは疲れるだけなので、どのようにしたら効率的につかまえられるのか、考えたり判断したりすることが求められます。

このように、位置を確認したり考えたりする際に、空間把握能力や判断力が鍛えられる効果があります。

またルールにもよりますが、鬼が増えてきたら仲間と協力してつかまえる作戦を立てるなど、友だち同士で助け合いながら目標達成(つかまえる)に向かってがんばります。

逆に逃げる側は逃げる側で、つかまらないように一致団結してあれこれ工夫をめぐらせます。

このような中で、子どもたちは社会性・協調性などを身につけていきます。

おにごっこは、時代を問わず永遠不滅の遊びといえるでしょう。

おままごと遊び

おままごと遊びの中で、「見立て遊び・ごっこ遊び」というものがあるかと思います。

「見立て遊び」というのは、空のコップを飲むしぐさをしたり、公園でどんぐりをごはん、葉っぱをお皿、枝を箸のかわりにしたりするようなことをいいます。

このとき子どもたちは、ものの形から他のものに「見立てて」想像しながら遊んでいます。

見立て遊びをすることで、子どもの想像力をのばす効果があるといわれているのです。

また、「Aちゃんは〇〇、Bちゃんは△△の役ね」といった風に、ヒーローと悪役、保護者と赤ちゃん役など役割を決めて遊ぶ「ごっこ遊び」も、子どもの想像力、発想力をのばす遊びといわれています。

遊びながら、いろいろな力を身につけていってほしいですね。

まとめ

折り紙・おにごっこ・おままごとが子どもに与える効果について、取り上げてみました。

それぞれの遊びに親しみながら、お子さんが健やかに成長していってほしいと思います!

トーヨーのこだわり|おりがみ、文具、玩具の株式会社トーヨー (kidstoyo.co.jp)

「折り紙」で数学力が育ちます! – るいネット (rui.jp)

ja (jst.go.jp)

愛知教育大学学術情報リポジトリ (nii.ac.jp)

コメントは利用できません。