27Apr
今回も、長く愛される絵本の中から、特に0~2歳くらいのお子さんへの読み聞かせにおすすめな絵本、3冊をご紹介いたします。
どの絵本も、クッキリとしたシンプルな形と色ながら、やさしく温かみのある絵で表現されています。厚みのある紙で作られていて、お子さんでもめくりやすく丈夫な点も良いですね。
文章も非常にシンプルですので、赤ちゃんに読み聞かせする最初の絵本としておすすめです!
「ばいばい」作・絵:まついのりこ
ばいばい(まついのりこのあかちゃんのほん)
ページをめくると、四角い窓からのぞく可愛らしい動物たちが「こんにちは」、またページをめくると「ばいばい」。繰り返しのリズムが心地よい、赤ちゃんにおすすめの絵本です。動物のイラストは、黒色で縁取りされてエッジが強調されており、赤ちゃんでも識別しやすいと思います。
表紙を開いた最初のページには名前の記入欄があります。保育園などに持ち込んだ際に、誰のものかわからなくなるのを防ぐためだと思いますが、大事に取っておけばとても良い思い出にもなりますね。
汚れと破損を防ぐために、全てのページにつるっとした加工がしてある点も、よく考えられていて好感が持てるおすすめ絵本です。
「てんてんてん」わかやましずこ作
てん てん てん(0.1.2えほん)
昆虫の一部が大胆に配置されたページをめくると、次のページでなんの昆虫か種明かし。「てんてんてん」「ぐるぐるぐる」など、短くも楽しい擬音のリズムが繰り返される、愛らしいおすすめ絵本です。
本自体もちょうど良い大きさに作られていますが、各ページに大きく見やすいイラストが配置されていて見やすいですね。また、かすれたタッチの太い輪郭と、単色を主とした優しい配色が、全体に柔らかさを生んでいます。
言葉のリズムとかわいいイラストが楽しめる一冊です。
「だれかな?だれかな?」なかやみわ作
だれかな?だれかな?(0.1.2えほん)
まず目に飛び込んでくる表紙がいいですね。たたずむパンダのかわいさが、とても良く表現されています。
どのページにも、ちょこっと顔をのぞかせた動物が、可愛らしく描かれています。ページをめくると、ネズミやウサギなどの動物が飛び出てきます。繰り返される「だれかな?だれかな?」のリズムも良く、「ぴょん」「ちくちく」など擬音も楽しいですね。
鮮やかなイラストは、かわいく温かみがあって素晴らしいです。特にマンボウの正面の顔は、配置も手伝ってとってもユーモラス。思わず笑ってしまいました。
大人も楽しめるおすすめ絵本です。ちなみに、表紙のパンダは本編で登場しませんが、本を裏返すと会えるはずですよ!
どのおすすめ絵本も、赤ちゃんが楽しめるように作られていますが、保護者にもうれしい点があって良いですね。
読み聞かせで、お父さんとお母さんの声をたくさん聞かせてあげて下さいね!
まとめ
・温かみがあり、親しみやすい絵です。
・赤ちゃんも認識しやすいように描かれています。
・繰り返しのリズムで赤ちゃんに安心感を与えてくれます。
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