25Sep
8月下旬、東京都新宿区・文京区の一部の地域で、7日間に渡り、ガス供給がストップする事態が起きました。
ガス管の中に水や土砂が流入したことが原因だといわれています。
我が家もその地域にあたってしまい、大変な思いをしました。
とはいえ、震災時はさらにひどい状況になることを考えると、一つの貴重な体験をしたともいえます。
今後似たようなケースが起きた際、参考になればと思い、今回の困った点・工夫した点などをお伝えします。
娘との入浴中に、ガスの異変に気付く。。
ガスの異変に気付いたのは土曜日の18時過ぎ。
パパと息子がお風呂に入った後、娘と一緒にお風呂に入り始めた時のこと。
シャワーを出しても一向に温かくなりません。。
「パパ、何か設定変更した?」とお風呂の中から声をかけ、来てもらい確認してもらいましたが理由がわからず。。
仕方がないので、湯船にはったお湯で娘の髪を洗い、私は水シャワーで髪を洗いました。。
夏場だからそれでもよかったものの、冬場だったら・・・と思うと、ぞっとしました。。
お風呂の説明書確認後、東京ガスに電話。
新築戸建てに住み始めてそろそろ1年。
さすがに壊れるには、はやすぎるだろう・・・
といいつつ、お風呂の設備に関するパフレットをみながらパパが確認をしていました。
そして、故障の理由がわからなかったため、東京ガスに電話。
一向につながらないため、パパは「これは何かあったな」と思ったそうです。
長時間待った上で東京ガスに電話がつながり、トラブルが起きていて、ガスが供給できない状況になっているとのことがわかりました。
ネットで地域の情報を調べ、状況を確認。
「ネットに何か情報があるのでは?」と思い調べ始めました。
コロナ関係の情報交換のために登録している、LINEの地域コミュニティ上でまだ情報があがっていなかったため、私自身が書き込みをしました。
するとすぐにコメントがつき、同様に困っている方が数名いることがわかりました。
その中には、このエリアに住む区議会議員のFBの投稿の写メをのせてくださった方がいました。
その情報により、ガスが供給されない状況は16時すぎからはじまっていたことをはじめて知りました。
我が家はその日は外食にした為、自宅では料理はせずでしたが、他のご家庭は夕飯づくりの段階から困っていたようです。
そして奇跡的に、我が家はお風呂にお湯をはれて、パパと息子の時まではシャワーが使えた状況だったようです。
新宿区と文京区に渡るガスの供給停止だった為、両区の区議会議員のFBなどをフォローしたり、友達になることによって、最新情報をキャッチすることができました。
実際に、東京ガスの車が何台も道路にとまり、点検・工事などをしている様子をうつした写真がアップされてきました。
我が家までは聞こえてきませんでしたが、その日の夜、車などで地域をまわり、ガス供給停止についてのお知らせをしていたようです。
翌日からの食事の対応は?
朝起きて、お湯やガスをつけてみましたが、やはり使えずでした。
ネット上でも「まだ使えないね。。」という書き込みがされていました。
家の近所の道路を見に行ったところ、いたるところに東京ガスの車と、ショベルカーや工事関係の車などがとまっていて、作業していました。
息子は珍しい車も見られて、テンションがあがっていました。
その日のうちに復旧するかどうかもわからないとの情報があった為、ひとまず昼食は外食にしました。
とはいえ、家のすぐ近くの飲食店はどこも同じ状況で、ランチ営業を中止していました。
その為、今回のガス供給停止エリア外のお店まで足を運び、食事をとりました。
夜からは電子レンジをフル活用して食事を作りました。
コープデリの電子レンジで温めるだけのお魚やお弁当などを、忙しい時用に冷凍庫にストックしていますが、役立ちました。
夜に向けて、お風呂の対応などを検討。「沸かし太郎」購入手続きも!
ガスが復旧せず、お風呂が通常通り使うことができないことを想定して、乗り切り方を検討しました。
区議会議員の方々が近隣の銭湯の運営状況をアップしてくれていました。
ガス利用ではない関係か、通常通りオープンしていたようです。
とはいえ、ガスの影響を受けている戸数は6500戸。
遠方まで行くことができないご高齢の方々が大勢、近隣の銭湯を利用されることが想像できました。
すぐ近くの、オール電化のマンションに住んでいる知人、もしくは少し離れたエリアに住む知人の家をたよるというのも一つの手段ではありました。
しかし、身内でもないですし、コロナのことも考えると、お願いするのは気がひけました。
日曜日は普段通っている子供たちのスイミングスクールの開放日の為、親子でプールが利用でき、シャンプーも持ち込んだ上でシャワーも利用できます。
その点もパパに伝えましたが、
「コロナことを考えると、できれば自宅でどうにかしたい」ということになり、銭湯やスイミングスクールも利用しないことにしました。
ネットで検索をしたところ「沸かし太郎」という、電気を使って浴槽のお湯をわかせる機械があることを知り、アマゾンプライムで翌日着で注文しました。
価格は2万円ほどです。
工事現場の方のはなしによると、1週間復旧しない可能性があるとのことだった為、購入手続きをしました。
その日の入浴に関しては、はやめにすませることにし、電気ケトルを利用してお湯をためることにしました。
大きな電気ケトルである為、10回お湯を沸かし、浴槽にためることができればお風呂に入れる計算になりました。
時間も労力もかかりましたが、その方法でなんとか入浴できました。
対策本部が設置される!
地域コミュニティー上で、今回のガスに関する対策本部が設置されたという情報がアップされた為、足を運びました。
作業が少しずつ進みはじめた為、1週間はかからなそうだということでした。
かつ電気ケトルを利用した上での入浴で乗り切れると判断した為、キャンセル料発生前ということで「沸かし太郎」はキャンセルしました。
また翌日からは、対策本部や地域センターなどで非常食の配布や、コンロの貸し出しなども始まりました。
家族それぞれが、外出の際に商店街で被災者向けに配布してくれている非常食を受け取ってきた為、非常食だらけになりました。
息子は大人数用のペヤングのカップラーメンをもらってきた為、実際にいただいてみましたが、かなりの量がありました。
また、被災者は入浴施設を無料利用できることになり、実際に多くの方が利用されていたようです。
なお、新宿区と文京区とでは、対応はそれぞれ異なっていたようです。
テレビ局からのインタビューも!
私自身、商店街を歩いていた際に、キー局の方に声をかけられ、今回の件についてインタビューされました。
自宅のお風呂やキッチンの様子もとらせてほしいと依頼されましたが、忙しかった為、その依頼は受けずでした。
放映時間も教えてくださった為、子どもたちとTVにむかいみていましたが・・・私は登場せずでした。。
「こんなことはじめてで!本当に困ってるわよ~!」と困った感がにじみでている、ご高齢の方の映像がながれました。
こういった映像が採用されるものなのだな~と、今後インタビューを受けた際の参考にもなりました。
また、知っているエリアの映像がたくさん映し出された為、子どもたちは大騒ぎでした。
我が家が住んでいるエリアがTVでこんなにも取り上げられる機会が今までなかった為、新鮮でした。
我が家の目の前の工事がスタート!自ら差し入れをする息子。
東京ガスの方が状況説明にきてくださいましたが、パパが怒り気味な対応をしていました。
それをみた息子は「東京ガスさんだって頑張ってるんだから、怒らないであげてよ!」とパパを怒っていました。
翌日、我が家の目の前で工事がスタートしたのをみて、息子が自ら担当者7名ほどに
「暑いのに、ありがとうございます。うちのガスもよろしくお願いします。」
と差し入れを配りにいっていたようです。