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まずは、6秒待とう!ママが子どもにイライラしたときの対処法
子育ての理想と現実のギャップってありませんか?また、自分が思っていたのと実際の子育てってちょっと違う!ってことも多々あると思います。
子どもは想定外のことをしてくれるし、また予定通りにいかないこともしばしば…。頭ごなしに怒っちゃダメ、と頭ではわかっていても、何かが引き金になって怒ってしまい、あとから「あんな風に言わなきゃよかった」と後悔することもあります。ママのイライラの気持ち、なんとか静めたいものですよね…。
そこで紹介したいのは、アメリカで考案された、イライラや怒りなどの感情をコントロールする方法「アンガーマネンジメント」です。今回は、篠真希さん著「お母さんのためのアンガーマネンジメント入門 子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」より、まずは6秒待つこと、6秒待つためにイライラをしずめる方法を紹介します!
イライラのピークから抜けるまで、たったの6秒だそうです!この6秒って、なんの6秒なんでしょうか?これには理由がありました。
イライラなどの怒りを感じるとき、動物の本能として、体内にアドレナリンが放出されます。怒りを感じた瞬間、動物脳といわれる本能や感情を司る大脳辺縁系に指令がいき、その間交感神経が刺激される関係で、思考力や判断力が低下してしまいます。
つぎに、動物脳の外側にある人間脳といわれる大脳新皮質に情報が伝わると、私たちの脳は思考力や判断力といった部位が活発になるのです。
そうです、この状態になるまでが6秒ということなのです!ここまでくれば、イライラやカッとなったときと比べて、建設的な思考ができるようになります。
「え!?」「なんで!?」なことが起こったとき、もちろん子どもの身に危険が及ぶような場合はそちらを優先し、6秒待てるような状況の場合、まずは6秒待ってみて、どういう風に対処していくか考えてみましょう!
先ほど、まずは6秒待ちましょうということをお伝えしましたが、実際待てるのでしょうか?無理という方、多くないでしょうか…
そこで、イライラっとなったとき、気持ちをしずめる方法を4つ紹介します!
①呼吸して気持ちを落ち着ける
怒りの感情が出ると、呼吸が浅く、早くなりがちです。そのため、イライラした場合は意識的に呼吸を深く、ゆっくりするよう心がけましょう。1つの呼吸に対して15秒を目安にして、吐く方に時間をたくさん取ってあげて、ゆっくりと全ての息を吐ききります。深呼吸することで副交感神経の働きが強くなり、リラックス効果も期待できます。
②コーピングマントラ
あらかじめ自分の気持ちを落ち着かせる言葉を準備しておき、いざとなったときに自分に言い聞かせる方法です。自分へのおまじない、呪文ですね。「大丈夫」や「ありがとう」など、ほんとうになんでも大丈夫です。ホ・オポノポノで有名な言葉「ありがとう・ごめんなさい・許してください・愛しています」もいいですね!
③グラウンディング
ここでいうグラウンディングとは、目の前にある何かに意識をひたすら集中する方法のことです。イライラした際にはどうしてもあれやこれやと、様々な感情が浮かんでしまうものですが、それを一切考えないようにします。目の前にある、例えば自分の手、テーブル、コップなど、とにかく自分の視界に入るものの中のどれかに意識を集中し、それ以外のもの、怒りに関するこれまでやこれから、といったことも何も考えません。この方法は、ヨガの分野でも使われているやり方だそうですよ。
④タイムアウト
ほんとうにイライラしてしまい、その場にいては感情的になることを抑えられない場合、いったんその場から離れることもおすすめです。逃げるのではなく、自分のカッとなった気持ちや、子どもに手を上げてしまいそうになることを避けるためです。その際大切なのは、「ママに5分ちょうだい」「10分後に話そう」など、きちんと子どもに自分がその場を離れることを伝えることです。ただ、子どもが小さい場合にはうまく伝わらない場合もあり、「ママが戻ってこない!」となってしまうこともあるので、可能な場合、ですね。
篠真希さんによる、「お母さんのためのアンガーマネンジメント入門 子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本」より、まず6秒待つこと、はじめのイライラをしずめる方法を紹介しました。
ママのイライラは、子育てあるあるですよね。子どものことを大事にし、毎日真剣に向き合っているからこそ、ということもありますが、感情が感情を呼び、怒りの沸点がどんどん低くなっていくということがあるのなら、それは抑えた方がよい気がします。ただ、ママ自身の怒りを我慢・否定するのではなく、少し受け止めて流すとか、そういった風にイライラと付き合っていけたらいいですね!