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世界の国旗には、縦横比率があった
先日息子と話をしていた際に、「細長い国旗があるよ」という話の流れから、「国旗には縦横の比率が決まっている、って図書室の図鑑に書いてあったよー」ということを知りました。
また、あらためて図鑑を見てみると、長方形だけでなく、変わった形の国旗もあるみたいですね。
今回は国旗の比率、形について、調べてみたお話です。
今回参考にした図鑑は、「改訂版 世界の国旗図鑑 歴史とともに進化する国旗」(偕成社)です。
息子との話で驚いたのが、中東にあるカタール国の国旗は細長いことです。
調べてみると、11:28の比率が書いてあります。
細長い国旗があるというのは、私にとってかなりの衝撃でした。
運動会の万国旗や、学習机などについてくるポスター(机の下に敷くの)のイメージで、てっきり長方形しかないと思い込んでいたからです。
思い込みの枠を外し、いろいろ調べてみることで、いろいろなことが分かってきました。
また、国旗にはそれぞれ比率が決まっているという話も、私にとってかなり驚きました。
比率は、1:2、2:3、3:5など様々です。
日本の国旗、比率は2:3でした。
図鑑をパラパラとめくってみた印象では、1:2と2:3が多い印象ですね。
何も考えずに、今まで国旗を描いたりしてしまっていました。
次に生まれた疑問は、「テレビで見る時の国旗はサイズが同じようにみえる」ということでした。
このことについてネットで調べてみると、オリンピックで使用する国旗については、便宜上同じ比率(2:3)、大きさに揃えているみたいですね。
こういうイメージで、同じサイズというか、細長い国旗なんてないと思い込んでいました。
余談ですが、モナコとインドネシアは、配色が全く同じで、比率のみが違います(モナコが4:5、インドネシアが2:3)。
ということは、オリンピックで使用する国旗は同じということになりますね。
いろいろと調べていくと、ほんとうに興味深い話になります。
スイス・バチカンの国旗は正方形です。また、ネパールの国旗は、三角を重ねたような形をしています。
ネパールの国旗は四角ではないので、比率はないと決めつけていましたが、図鑑で調べてみると比率が4:3と決まっています。
ただ、図鑑だけでは見落とししてしまうこともありますので、図鑑やネットでの情報を併用しながら調べることをおすすめします。
ネット情報をもとに図鑑で調べて、またネットで調べて…を繰り返していくうちに、新しい発見がたくさんありました。
比率や形だけでなく、歴史とともに国旗が変わったという事実や、旗の基本意匠についての分類(日本のように、旗中央に特別な意匠を入れたものは「紋章旗」、フランスは「縦3分割旗」、アメリカのように左上部に特別な意匠を入れたものは「カントン旗」のように)といった話もあり、なかなか奥が深いなあと思います。
皆さんもお子さんといっしょに、ぜひ国旗について深ほりしてみてくださいね!
・世界の国旗には縦横比率があり、国によって様々です
・オリンピックで使う国旗は、便宜上2:3と決まっています
・細長い国旗、正方形、三角を重ねた形の国旗など、いろいろあります
・図鑑とネットを併用しながら、調べてみるのがおすすめです!