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マスク生活のなかでの、子どもの情緒発達を考える
感染対策としてのマスク着用により、子どもの喜怒哀楽などの感情を読み取る機会が減っているといわれています。
このような生活の中で子どもの健やかな情緒発達のために、大人である私たちはどのようなことが出来るかを考えてみました。
笑っても口元やほおが隠れているため、笑顔が相手に伝わりにくい…といった経験は誰でもお持ちなのではないでしょうか。
特に、相手の感情が読み取りづらいマスクは、乳幼児にとって、情緒の発達を阻害する大きな要因となってしまいます。
お子さんと接する時には、普段より大げさでいいので、目元で笑顔が表現できるような工夫をすることが大切かなと思います。
一度マスクを着けたままで、表情チェックしてみてもよいですね。
また、身振り手振りなどのボディランゲージを活用して、自分の感情を伝えてみましょう。
時には自分を捨ててみるくらいの気持ちで!なりきってみるのも楽しいですよ。
特に0歳から1歳にかけての乳児は、人の顔全体の表情から、相手の感情などを読み取っていく能力を自然に身につけていくといわれています。
マスクが当たり前となったいまの子育ては、子どもへの情緒発達にも影響を及ぼすといわれています。
子どもが健やかに育つために、素顔を見られる環境づくりを大人が整えてあげたいですね。
お子さんのためにも、近しい存在の人たちなど、できるだけ素顔でお子さんと接する機会を増やすよう心がけましょう。
またマスクは必要な時に着用、必要ない時には極力外せるようにし、感染対策と両天秤にかけながら、お子さんの発達面も考慮してあげてほしいと思います。
感染対策として使用されているマスクですが、子どもにとっては脳に必要な酸素が十分に行き渡らないといったことも指摘されています。
また長く続くマスク生活の中で、大人も子どもも、思い切りはしゃいだり、笑ったりする機会が減っているのではないでしょうか。
そのような際は、ビデオ通話などのオンラインを活用し、お互い素顔で思い切り笑い合えるといった時間を出来る限り持っていただきたいです。
オンラインは対面に比べてやり取りがしづらいといった面も…もちろんあるでしょう。
ただ、素顔で気兼ねなく相手と話せるのと、はしゃいだり笑ったりしても飛沫などの心配をする必要がないというのは、オンラインのメリットだなと思います。
さらに、感情を発散させることで子どもの情緒安定にも役立ちますし、笑うことで免疫力アップなど、良い面もたくさんあります(普段からおうちでもぜひ!)。
感染対策した上での対面交流、素顔でのオンライン交流をうまく使い分けて頂きたいですね!
・マスク生活のなかで、子どもの情緒発達をサポートする方法をまとめてみました
・マスクを着けているときは、目元を意識し、ボディランゲージなども活用しましょう
・感染対策と子どもの発達を考慮しながら、必要に応じたマスク着用を
・オンライン交流もおすすめです