もうすぐ夏。そして、夏休みが始まります。
小学生のお子様がいらっしゃるお宅では、夏休みの宿題等で使うために鍵盤ハーモニカなどたくさんの学用品を持って帰って来ることでしょう。
まだまだ菌も気になる今、この機会に全てきれいにお手入れしてみましょう!
お手入れの方法を間違えると、学用品そのものを傷つけてしまう恐れもあります。
そうならない為にも、慎重に大切に。小学校6年間きれいに使えるように。
難しいことはしないので、お子様本人にしてもらってもいいかもですね。
鍵盤を直に触るので、手垢がついて黒ずんでしまいがちな鍵盤ハーモニカ。
水拭きでは手垢は落ちません。鍵盤ハーモニカのお手入れには中性洗剤が最適です。
中性洗剤と言ってもいろいろありますが、わかりやすい物だと子育て家庭ではおなじみの「ウタマロ」も中性洗剤の1つです。食器洗い用洗剤やお風呂の洗剤にも中性洗剤があります。一度パッケージで確認してみてください。
共通するのは、油・脂の分解をして汚れを落とす洗剤だということです。
中性洗剤に含まれる「界面活性剤」という成分が油と水を中和してくれ、油汚れを水で落とせるようになります。
鍵盤に付いた手垢も皮脂汚れの1つ。なので、いらないタオルやペーパーに中性洗剤を少し付け、こする様に拭くとピカピカになります。
中性洗剤はスプレータイプの方が使いやすいですが、そうでなくても大丈夫。
中性洗剤で拭き終わった後は固く絞ったタオル等で洗剤を拭き取りましょう。
間違っても鍵盤ハーモニカをアルコールで拭くのは絶対NGです。
アルコールを使いたくなる気持ちは山々ですが…鍵盤ハーモニカをアルコールで拭いてしまうと、鍵盤部分が溶けてザラザラなってしまうのでアルコールは我慢です!
鍵盤ハーモニカの本体とは違い、鍵盤ハーモニカのホースやリコーダーはつけ置きすることができます。
つけ置きすることによって、なかなか拭き取ることができない内部の汚れまで綺麗にすることができます。
鍵盤ハーモニカのホース・リコーダーのお手入れには食器用洗剤を使います。
鍵盤ハーモニカの本体とは違い、この2つは手垢汚れより唾液の汚れを落とすのがメイン。なので、使用する食器用洗剤の成分は特に何性でも問題ないのですが、子供が直接口を付ける物なので優しい洗剤を選んであげたいですね。
鍵盤ハーモニカのホース・リコーダーは食器用洗剤を数回プッシュして混ぜたお湯につけます。この際、ホースの中にもお湯が入るようにすること。
しばらくつけておいて、水でしっかり洗剤を洗い流したらお手入れは完了です。
お手入れは簡単なのですが、問題はなかなか乾かないこと!
早く乾かしてしまっておきたいけれど、ドライヤーなどの温度が高い温風は変形の恐れがあるのでNG。洗濯ネットなどに入れて気長にお外に干しておくか、扇風機に引っかけて乾くのを待ちましょう。
夏休みの絵の宿題などで使うこともある絵具パレット。
しっかり洗い流せていなかった絵具が残っていると、新しく出した絵具に色が混ざってしまい思った色にならなくてガッカリ。
そうならない為にも、絵具パレットも綺麗にお手入れしましょう。
まずは、粉末の重曹を混ぜたお湯で30分ほどつけ置きします。重曹は100円ショップでも購入できます。スプレータイプの重曹を吹きかけてもOK。
つけ置きで浮かせた汚れを、食器用洗剤でこすり洗いします。
これでほとんどの汚れは落ちるのですが、それでもまだ気になる汚れがある場合は消しゴムで擦って落とします。
これでもう真っ白なパレットに。綺麗になったパレットでまた楽しく絵を描いてもらいましょう!
・長く使う学用品を上手にお手入れ
・お子様自身にも覚えて実践もらいましょう
・物を綺麗に大切にする気持ちが芽生えますように