2Sep
あせもといえば夏にできるイメージですが、汗腺が発達していない赤ちゃんや小さな子供は、年中あせもができてしまいます。あせもは強い痒みを伴うため、できてしまうと可哀想ですよね。この記事では、あせもの対処方法や、予防方法について紹介しています。
あせもとは
あせもは、汗腺が汗に含まれるミネラル分やホコリによってつまり、体内の汗がうまく排出されずに皮膚の中にとどまることで炎症を起こし発症します。大人に比べて子供は汗腺が細いため、あせもが起こりやすいです。また、肌の弱い赤ちゃんは、汗自体が肌を刺激し、あせもができる場合もあります。
主に、膝や肘の裏、首、背中など、汗をかきやすく皮膚が柔らかい場所にできやすいのが特徴です。強い痒みを伴うため、かいてキズができるとそこから細菌が入り、とびひになったり化膿したりするので、悪化する前に対策をするようにしましょう。
あせもの対処方法
あせもができた場合は、とにかく肌を清潔に保つということが重要。こまめにシャワーを浴びて、汗腺のつまりをとりましょう。皮膚が温まると、さらに痒みが酷くなる可能性があるので、ゆるめの温度設定にする必要があります。
かきむしると悪化してしまうので、痒がる場合は濡れタオルや保冷材をあてて、患部を冷やすと痒みが落ち着くでしょう。痒みが酷い、化膿している、広範囲に広がっているという場合は、皮膚科を受診してください。状況に応じて、ステロイド外用剤やかゆみ止めを処方してもらえます。そのあとは、肌のバリア機能を高めるために、夏でもしっかりと保湿をしてあげてくださいね。
あせもの予防方法
必要以上に汗をかかないように、扇風機やエアコンをうまく活用しましょう。特に睡眠中は汗をかきやすいので、温度と湿度の調節が重要です。
また、暑そうだからと肌の上に直接服を着せている方がいますが、なるべく肌着を着せましょう。吸水性の良い肌着を着せることで、肌に汗が残らずあせもの対策になります。肌着は、汗をかいたらこまめに変えてくださいね。
汗を大量にかいた後はシャワーを浴びて、肌を清潔に保つのも大切なポイント。なかなか、頻繁にシャワーをするのは大変ですが、朝の起床時や外で遊んだあとはなるべく汗を流す習慣をつけてください。