28Jun

オノマトペとは、擬音語や擬態語のことで、ものごとの様子や状態、うごきなどを表現したことばのことです。「雨がザーザーふる」「ねこがニャーニャー鳴く」など、大人も普段から使っていますよね。このオノマトペですが、子どもの発達にとてもよい影響があるといわれているのです。今回紹介するのは、オノマトペがテーマの絵本3冊です。オノマトペが子どもにとってよい理由もあわせて解説していきますね!
オノマトペが子どもの発達によい理由
「水がじゃあじゃあ」「うさぎがピョンピョン」のように、オノマトペにはおなじことばの繰り返しがあるものが多く、子どもにも発声しやすいです。さらに、「びよーん」などことばの響きが面白いものもあるので、子どもがことばに興味をもち、その結果発語を促すメリットもあります。音の高低やイントネーション、のばすところをかえてみたり、感情をことばにのせてしゃべってみたり、オノマトペでことばの無限な可能性を感じてみたいですね。
おすすめ絵本3冊
もこ もこもこ(谷川俊太郎:作 元永定正:絵 文研出版)
くちがパックンしている表紙でおなじみ、大人気のオノマトペ絵本です。オノマトペ絵本といえば、この絵本を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「もこもこもこ にょきにょき」シンプルな絵にオノマトペの響き、次の展開もかなり気になります。繰り返し読んでみたくなる不思議な絵本ですよ!
じゃあじゃあ びりびり(まついのりこ:作 偕成社)
いぬ わんわんわん、みず じゃあじゃあじゃあ、かみ びりびりびりなど、身近なものを題材にしたオノマトペ絵本です。普段の生活の中にあるものがけっこう出てくるので、あの絵本に出てきたねえ、とリンクさせやすいですし、いっしょにオノマトペを子どもと楽しめそうです!
あいうえオノマトペ ぱぴぷぺぽいっと! ことばを育てるえほん(石上志保:作 赤池佳江子:絵)
この絵本は、ことばとコミュニケーションの専門家(言語聴覚士)である石上さんが、なかなかおしゃべりを始めなかった我が子のために作ったものです。「ぱ」ぱくぱく、カレーをたべるお姉さんのイラスト、のように、好きなページをめくってオノマトペに親しみながら、ことばを引き出す練習、ひらがなに触れる機会にもなります。0歳からOKなので、贈り物にもおすすめですよ。