葛(くず)には、からだをあたためる作用や、胃腸の調子を整えるなど、ほかにもたくさんの健康効果があるといわれています。葛根湯の原料としても有名で、薬効のある食べ物としても重宝されています。
今回紹介するのは、葛粉と黒糖、きな粉を使ったカンタンおやつ、「黒糖入り葛餅」のレシピです。風邪を引きやすい時期に、子どもといっしょにぜひ食べたいですね。葛餅を食べて、からだの中からあたためましょう!
葛粉は、山などに自生している葛という植物の根っこ部分のでんぷん質のところです。葛には血行促進、からだをあたためる効果、胃腸のはたらきを整え消化もよいので、下痢のときや風邪を引いたときにもおすすめです。
葛粉には、裏面の成分表示を見ればわかると思いますが、原材料名に「本葛」とあるもの、じゃがいもやサツマイモを使ったものがあります。葛の持つ薬効を求めるなら、多少値は張りますが「本葛」と書いてあるもの(本葛100%)を選ぶようにしましょう(本葛100%の葛粉を取り扱っていないお店もあります)。
<材料(3~4人分)>
・葛粉…50g
・黒糖…25g(顆粒タイプを使う。かたまりを使う場合は包丁で刻んでおく)
・水…200ml
・きな粉…適量
<作り方>
①葛粉と黒糖、水をすべて鍋に入れ、よく混ぜ合わせておく(葛粉のかたまりが溶けるよう)。
②鍋を中火にかけ、鍋底の葛がへばりつかないよう気をつけながら、木べらで混ぜ続ける。
③火が通って粘り気が出てきたら、木べらでよく練っていく。透明になったらさらに1~2分練り、火を止める。お皿に移して冷ます。
④スプーンなどでお好みの大きさにちぎりながら、きな粉をいれた容器に入れてまぶし、できあがり。きな粉を甘めにしたいのなら、きな粉:砂糖を2:1の割合で入れ、塩少々も加える。
・からだをあたためる「黒糖入り葛餅」のレシピ紹介でした
・葛には血行促進、からだをあたためる効果、胃腸のはたらきを整える効果があり、さらに消化もよいので、下痢のときや風邪を引いたときにもおすすめです
・薬効を求めるなら、裏目の原材料名を必ず見て、「本葛100%」のものを選びましょう