今回は、熊本・人吉地方で作られている郷土玩具「きじ馬」「花手箱」をご紹介します。
今から800年以上前、平家の落人たちがこの地に逃れ人吉の山奥に移住した際、都での華やかな生活を偲び、作り始めたのがきっかけと言われています。
熊本・人吉の郷土玩具、「きじ馬」「花手箱」の魅力に迫ってみましょう。
「きじ車」とも呼ばれています。野鳥のキジをモデルとして桐などの木材で胴体を作り、そこに松の輪切りを車輪にしたものを取り付けて作られます。
胴体には赤や黄色・緑で鮮やかな紋様がほどこされています。
本来は男の子が実際に乗ったり、カラカラ引いたりしながら遊ぶ大型の玩具でしたが、現在は小さなサイズが主流で、工芸品といった意味合いが強くなっているそうです。
このかわいらしい目がなんともいえず愛嬌があり、私はとても気に入っています。
小さいサイズですと、おままごとにも使えそうですね!
また、インテリアにもいかがでしょうか。
きじ馬と同様にして作られ始めたもう一つの郷土玩具に「花手箱」があります。
もみ、ヒノキ、スギなどから作られた木製の箱で、土台を白地に塗った上に赤や緑で山椿の図柄を描きこんでいきます。
こちらの「花手箱」は女の子の桃の節句のお祝い品として、古くから女の子へ贈られてきた風習があります。
ぱっと目を引く鮮やかさに、レトロなかわいらしさがありますね。
ちょっとした小物入れ等にいかがでしょうか。
熊本・人吉の郷土玩具きじ馬・花手箱の販売先をご紹介します。
JR九州商事が手がけている「九州の旅とお取り寄せ」サイトにて購入できます!
カテゴリーから探す,九州の工芸品・民芸品 | 九州の旅とお取り寄せ | JR九州グループ (jrk-kyushutabi.shop)
こちらのサイトにて販売されている商品は、いくつかサイズ展開がありますので、ご自分に合ったサイズを選んでみて下さいね。
ちなみにこちらのサイズは一番小さな「きじ馬1号」「花手箱1-A号」になります。
※メーカー直送販売のため、複数のメーカーの商品を取り寄せる際には別途送料がかかりますのでご注意ください
きじ馬・花手箱の他にも、とても気になるものが沢山販売されています!ぜひ他の商品ものぞいてみてくださいね。
今回は、熊本・人吉の郷土玩具、「きじ馬」「花手箱」について、その由来と特徴、販売先をご紹介しました。
一つ一つ、職人さんが心を込めて手作りされています。
なかなか遠出もままならないご時世ですが、ご自宅から「お取り寄せ」して親子で郷土玩具に親しんでみるのはいかがでしょうか?