10Feb
佐々木マキさんは、独特でシュールな世界観をお持ちの男性絵本作家です。漫画家・イラストレーターでもあり、これまでに数多くの作品を世に送り出してきました。
前編では、そんな個性あふれる佐々木マキさんの作品の中から、3歳からの読み聞かせにおすすめの絵本を3冊紹介します。
ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします

3歳以降は、子どもがストーリー性のあるお話を理解できるようになるので、このような本は3歳からの読み聞かせにぴったりです。
このムッシュ・ムニエルは魔術師で、子どもを一人さらって弟子にしようとしますが、なかなかうまくいきません。シリーズ作「ムッシュ・ムニエルのサーカス」「ムッシュ・ムニエルとおつきさま」でも失敗ばかりです。けれども、なぜかユーモラスで目が離せないのです。
私は幼稚園時代にムッシュ・ムニエルと出会いました。その中で、彼はかなりの存在感を私の中で放っていました。皆さんも彼のとりことなること間違いなしですよ。
出典:ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします | 佐々木 マキ |本 | 通販 | Amazon
出典:ムッシュ・ムニエルのサーカス | 佐々木 マキ |本 | 通販 | Amazon
出典:ムッシュ・ムニエルとおつきさま | 佐々木 マキ |本 | 通販 | Amazon
やっぱりおおかみ

1973年に刊行された、絵本作家としてのデビュー作です。
いつもひとりぼっちなおおかみは、仲間を探してうさぎ、ヤギ、ブタの街などさまよい続けますが、どこに行っても見つかりません。彼が時折放つ「け」には、そんな切ない気持ちが表れています。
大きくなって自分と向き合う時この絵本を読めば、色々な形で心に響くことでしょう。3歳からの読み聞かせだけでなく、世代を問わずおすすめできる絵本です。
出典:やっぱりおおかみ (こどものとも傑作集) | 佐々木 マキ, 佐々木 マキ |本 | 通販 | Amazon
変なお茶会


