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ようこそ!佐々木マキの絵本ワールドへ【前編】3歳からの読み聞かせおすすめ絵本紹介
佐々木マキさんは、独特でシュールな世界観をお持ちの男性絵本作家です。漫画家・イラストレーターでもあり、これまでに数多くの作品を世に送り出してきました。
前編では、そんな個性あふれる佐々木マキさんの作品の中から、3歳からの読み聞かせにおすすめの絵本を3冊紹介します。
3歳以降は、子どもがストーリー性のあるお話を理解できるようになるので、このような本は3歳からの読み聞かせにぴったりです。
このムッシュ・ムニエルは魔術師で、子どもを一人さらって弟子にしようとしますが、なかなかうまくいきません。シリーズ作「ムッシュ・ムニエルのサーカス」「ムッシュ・ムニエルとおつきさま」でも失敗ばかりです。けれども、なぜかユーモラスで目が離せないのです。
私は幼稚園時代にムッシュ・ムニエルと出会いました。その中で、彼はかなりの存在感を私の中で放っていました。皆さんも彼のとりことなること間違いなしですよ。
1973年に刊行された、絵本作家としてのデビュー作です。
いつもひとりぼっちなおおかみは、仲間を探してうさぎ、ヤギ、ブタの街などさまよい続けますが、どこに行っても見つかりません。彼が時折放つ「け」には、そんな切ない気持ちが表れています。
大きくなって自分と向き合う時この絵本を読めば、色々な形で心に響くことでしょう。3歳からの読み聞かせだけでなく、世代を問わずおすすめできる絵本です。
赤い背景に三日月という表紙から、どのようなお話を想像するでしょうか?
招待状の届いた世界中の多種多様なひとたちが、こぞって毎年ある場所に集まるのです。そこで開かれているのは…。異国情緒あふれるイラストや、1コマ1コマがまるで1枚の絵ハガキのような構図には目を引きつけられるものがあります。
持ち運びしやすいサイズですので、おでかけ先での読み聞かせにもおすすめです。
今回は、3歳からの読み聞かせで楽しめる佐々木マキさんの絵本を紹介しました。「不思議なワールド」を一緒に共有できるところが、読み聞かせの醍醐味であると思います。
後編では、0.1.2歳向けのおすすめの絵本を紹介します。お楽しみに!