19Jan
赤ちゃんが突然ひきつけを起こしたら、誰でもびっくりしてしまいます。けれど、お母さんが慌てて何もできないのでは、赤ちゃんはますます危険です。いざという時に冷静に対処できるよう、前もってひきつけの対処法について知識を深めておきましょう。
赤ちゃんが起こしやすい「ひきつけ」について
赤ちゃんは、ひきつけを起こしやすいものです。けれど、成長にともなって、自然とひきつけの症状も見られなくなっていきます。ひきつけには2パターンあります。まず、赤ちゃんが強く泣き続けることによって息継ぎができなくなって、無呼吸状態となる「青色失神」。かんしゃくが強い赤ちゃんに見られます。もう一方は、びっくりするようなことがあったり、強い痛みなどを感じたりした場合に、ほぼ泣くこともなく心拍が止まってしまい、膿への血流が減少することで起こる「白色失神」です。怖がりで、繊細な赤ちゃんに見られます。どちらも、発作の時間は1分以内であることがほとんどで、4~5歳頃にはこのような症状もなくなります。大きくなってから支障が出るようなこともなく、発達にも影響はないと考えられています。
赤ちゃんがひきつけを起こした時の対処法
もしも外出先などでひきつけが起こった場合は、安全な場所へ移動をします。自宅であれば床の上でも構いませんが、平らなところで横向きに寝かせましょう。服を重ね着している状態であれば、服のボタンを外すなどして、呼吸がしやすいようにしてあげてください。そして、冷静に赤ちゃんの様子を見ます。
赤ちゃんのひきつけは、基本的には見守る
基本的には、命に関わるような症状や、後遺症が残るような症状であることは稀です。ただ、激しく泣いている時や、風邪をひいて熱が上がる時に起きやすいので、そのような場合はいつ、ひきつけが起こってもいいように気持ちを整えておきましょう。基本的には症状が治まるまで見守るようにし、もし5分経ってもひきつけの症状が続くようであれば、すぐに救急車を呼びましょう。