24Jan
「産後鬱」という言葉は出産を経たママにだけ該当する言葉だと思われていますが、実はパパにもその危険性があることをご存知でしょうか?家族を支える大きな存在であるパパのメンタルリスクを減らすためにもパパの産後鬱についても知っておく必要があります。
女性の産後鬱の原因は?
女性は出産によりホルモンバランスの状態が大きく変化します。加えて赤ちゃんのお世話の忙しさからくる睡眠不足などが原因で、イライラしたり気分が落ち込んで育児に向き合えない「産後鬱の」症状が見られることがあります。ママの産後鬱を防ぐためにもパパの協力は欠かせません。ところが、出産はしていないのに男性にも「パパの産後鬱」の危険性があります。その原因を見てみましょう。
パパにも産後鬱の危険性が
国立成育医療研究センターの調査によると、子どもの誕生から3か月頃までに約16%のパパに鬱傾向がみられたという結果があります。実はこれは出産した女性とほとんど変わらない結果ということなので驚きですよね。
パパの産後鬱の原因は?
パパの産後鬱には以下の原因が考えられます。
①子どもが生まれたことによる経済的不安
②家族からの育児への期待
③仕事と育児の両立へのプレッシャー
④夫婦の不仲
「イクメン」であることが当たり前に求められる今の時代ですが、パパの労働環境によっては育児への協力が難しいこともあります。しかし、家では妻から「手伝って欲しい!」という期待にも応えたい、という葛藤やプレッシャーがメンタルバランスを崩してしまう要因なのです。パパが産後鬱になると、疲労感が抜けず仕事や育児に対して無気力であったり、子どもをうまく可愛がれなくなる危険性がありますので注意が必要です。
パパの産後鬱を防ぐには?
パパの産後鬱を防ぐには、まずは労働環境を含め社会全体が男性の育児への参加に協力的になる必要があります。しかし、これは個人的に取り組むには難しいことですよね。まずは夫婦でよく話し合い、お互いに心身に負担がないよう考えましょう。育児に男性が協力することが当たり前になったことと同じように、女性が出産しても仕事を辞めない考え方も今では当たり前で育児の負担が重くなったことはお互い様です。親族や地域のサポートを得ることも視野に、前向きな気持ちで子育てを楽しみましょう。
まとめ