8Dec
冬になると冬特有のうつがあることをご存知でしょうか?そんな冬ならではのうつのことを“冬季うつ病”と言います。今回は冬季うつについてまとめていきたいと思います。
冬季うつ病とはなんだろう?
冬季うつ(SAD)は“季節性感情障害”のことを指しています。日照時間が短くなり、日の光を浴びる時間が少なくなること(日の光を浴びる時間が少ないと体の中で作られるセロトニンの量が減少してしまう)が原因とされていて、主に冬に発症してしまいます。だいたい10、11月頃から憂鬱な気分になり始め、3月頃には回復するという流れになっています。
冬季うつの症状
冬季うつの症状を箇条書きでまとめていきたいと思います。
~冬季うつの症状~
・倦怠感がとれない
・無気力になる
・睡眠時間が多くなる(いつも眠い)
・食べても食べてもお腹がすく(特に甘いものが食べたくなる)
・気分が落ち込む
・集中力が低下する
以上が冬季うつの症状です。通常のうつとは、過食・過眠という部分が異なります。
冬季うつ対策
そんな冬季うつですが、対策もありますので、ご紹介していきたいと思います。
①朝、起きたらすぐに日の光を浴びる
冬季うつ対策に一番重要なことは、日の光のある時間帯はしっかりと日の光を浴びることです。たくさん日の光を浴びることにより、その分多くのセロトニンが作られ、冬季うつにはなりづらくなります。
②昼夜逆転の生活をやめる
昼夜が逆転してしまうと自律神経が乱れてしまい、冬季うつに限らず、うつになりやすくなってしまいます。できるだけ早寝早起きを心がけましょう!
③昼間は適度な運動をする
昼間はできるだけ体を動きましょう!激しい運動ではなく、無理のないウォーキングなどから始めることをおすすめします。
④診療内科に受診する
冬季うつでも重症化してしまうと生活に支障がでてしまう場合もあります。そのような場合は、心療内科に受診して、医師に相談しましょう。