25Sep
悪い事をしたから叱る。子どものためを思って叱る。日常、子どもを叱る場面はたくさんあります。でも中には子どもの心に届いていなかったり、子どもを深く傷つけてしまうような叱り方をしている事もあるのです。子どもに成長して欲しいからこそ叱るのですが、子どもの心に響き、子どもがそこから学んで成長していけるような伝え方ができたら素敵だと思いませんか?ここでは、そのためのとっておきのコツをお伝えします。
こんな風に言っていませんか?
例えば兄弟ゲンカをして、お兄ちゃんが弟を叩いたとします。ここで、「叩くなんてあなたは意地悪な子ね!!」こんな風に言っていませんか?意地悪な子に感じた事は事実なのですが、それをそのまま言葉にするのはよくありません。なぜなら、いけないのは「人を叩く事」なのに、「意地悪な子」と叱るのは、その子の人格そのものを否定してしまう言い方だからです。他にも「〇〇するなんてあなたはドジな子ね」「〇〇するなんてあなたは嘘つきね」「〇〇するなんてあなたはバカね」こんな感じです。
ではどう叱ればいいの?
では、どう叱ればいいのでしょうか。それは「行為だけ」を叱ればよいのです。具体的には「叩く事はいけない事だよ」「嘘をつくのは悲しい事だよ」「遅刻するのは皆の時間を奪うということだよ」。このように、その子がとった行為に対してそれがどういう影響を与えるかを伝えます。
また、「それをすると私は悲しい」などあなたの気持ちを伝える事も大事です。「この行為はママを悲しませる事なんだ」という事がわかるからです。