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赤ちゃんと日光浴デビュー!いつから?どのようにしたらいい?
5月もなかばにさしかかり、お外で過ごすのも気持ちよい季節になってきましたね。
適度な日光浴をすることは、免疫力を高めたり、健康なからだをつくったりするのに欠かせないといわれています。
今回は、赤ちゃんとはじめて日光浴するときの時期や方法についてのお話です。日光浴のメリットや、日光浴する際の注意点についても解説していますので、ぜひご覧くださいね!
紫外線は皮膚や眼などにダメージを与えるものとして、長時間さらされるのはよくないともいわれていますが、日光浴をすること=紫外線を浴びることのメリットは「皮膚におけるビタミンDの生合成」というのがあります。
ビタミンDは、腸のなかでのカルシウムを再吸収させたり、骨へのカルシウム沈着を促したりといった、骨の成長や維持に必要な栄養素です。このビタミンDが不足することにより、骨からカルシウムを溶かして体内へ供給されるようになり、その結果骨の強度が低下し、子どもでは「くる病」といった骨の疾患やO脚、X脚などといった骨変形、歩き始めが遅くなるといったこともあるようです。
さらにもうひとつのメリットとして、日光浴することにより脳内でセロトニンが分泌されるということがあります。このセロトニンは人間にとって重要な神経伝達物質で、ひとの睡眠や食欲などに大きく関わるとともに、心身の安定や心の安らぎにも関係することから「幸せホルモン」といわれており、近年さらにセロトニンの重要性が注目されています。
日光浴をスタートさせる時期ですが、生後1ヶ月を過ぎてからで、外気浴に慣れたころからすすめていくのが良いとされています。はじめは直射日光に当てるのを避けて行いましょう。5分ほどの短い時間から、段階的に10分、20分と増やしていきます。抱っこ紐やおんぶ紐を使った状態で洗濯物を干すついでに日光浴というやり方もあります。
慣れたら、日差しが弱い日を選び、ベランダや庭などで過ごす時間をつくるのもよいですね。赤ちゃんの日光浴は、長くても30分ほどにしておきましょう。
※外気浴…生後2週間を過ぎたごろから、窓を開けて屋外から入るやさしい風や光を赤ちゃんに浴びせることです。日差しを浴びる日光浴とは意味合いが異なり、外気浴は赤ちゃんを新鮮な空気に触れさせることを目的にしています。
赤ちゃんが日光浴をする際の注意点ですが、直射日光を浴びせないようにすること、日焼け止めや帽子、長袖など紫外線対策をすることがあげられます。さらに、赤ちゃんは新陳代謝が活発なことと、日光浴をすることで体力を使いますので、水分補給をしっかり行うことも大切です。## 機嫌の悪い日や体調などもありますので、毎日無理に行う必要はありません。また、お住まいの地域や天候、季節により、紫外線量はかなり変わってきますので、持ち歩きのできるUVチェッカーや、UV量で色の変わるグッズなどを活用し、日光浴や外出の目安にするという手もありますよ。
赤ちゃんと日光浴して、おひさまからたくさんのメリット受け取りましょう!