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まんまーれ

香害って何?柔軟剤や消臭剤、芳香剤が与える子どもへの影響とおうちでできる対策

  • 2023

これから次第に暖かくなり、汗をかくことも増えてくると思います。冬場でも子どもは元気に走り回り、汗をよくかきますよね。洗濯のとき香り付きの柔軟剤を使うおうちも多いでしょう。柔軟剤だけでなく、トイレの消臭剤、カーテンやコートなどにシュッとふきかけるタイプのもの、汗拭きシートなど、まわりにはたくさんの香りであふれています。

ただ、そうした柔軟剤や消臭剤、芳香剤等の人工的な香りにより、日常生活に影響が出ていく人がいるのをご存じでしょうか。今回は、子どもたちにも影響がある「香害」について、また、香害から子どもたちを守るためにできるおうちでの対策についてお伝えします。

香害とは

柔軟剤や消臭剤、芳香剤などの人工的な香りや化学物質により、めまいや吐き気、頭痛やアレルギー症状、思考力の低下、呼吸困難などを引き起こし、健康に支障をきたす害のことを「香害」といいます。ひどい場合には化学物質過敏症を引き起こすこともあり、子どもにも「香りで体調が悪くなるので教室に入れない、登校できない」「クラスで使い回す給食着に強い香りが付着しており、着用できない」などといったケースもあります。

マイクロカプセル技術が香害に拍車をかけている

「香りがつづく」これは、マイクロカプセル技術によって得られたものではありますが、その強い香りにより体調に影響が出る人がいます。特にここ最近は合成洗剤や柔軟剤などの香りが強くなったと感じる方も多いのではないでしょうか。

香料マイクロカプセルは、ひとの目には見えないくらいの小さなプラスチックカプセルの中に香料を閉じ込めて、熱や摩擦などの刺激によりカプセルが壊れ、空気中に香りが放出される技術です。カプセルが壊れるまで香料は揮発することなく化学変化も起こさないので、香りが長時間長続きするといわれています。主な原料としてポリウレタン、メラミンホルムアルデヒド、ポリウレアがあります。

子どもたちや私たち大人も、気になる症状が出ていないので気にしなければ大丈夫と思う方もいるかもしれませんが、化学物質過敏症は体内に徐々に化学物質が蓄積されていき、ある時突然発症するともいわれています。そういうことを考えると、子どもたちができるだけ化学物質にさらされない努力をしていく必要があると思います。

香害から身を守るために、おうちでできる対策

子どもたちを香害からできるだけ避けるため、化学物質過敏症対策や予防になるためにできることを、公害ゼロプロジェクトの活動報告から引用させていただきます。

・自宅室内に化学物質(防虫剤、殺虫剤、芳香剤等)を持ち込まない

・睡眠時間の確保、メンタルケア

・食事は和食中心で、質のよい野菜をしっかり

・汗をかくライフスタイル

・電磁波をなるべく避ける

・自然素材の衣服にする等

身の回りで使う柔軟剤や洗剤だけでなく、防虫剤や殺虫剤、芳香剤などにも化学物質が含まれているものがあります。重曹やクエン酸、アロマオイルを使ったものなどで自作もできますし、オーガニック系の製品も探せばたくさんあります。ただ、同居している家族との考えで難しい場合もありますので、無理なくできる範囲でというのが良いかなと思います。

また、睡眠時間や食事(自律神経や免疫力アップ)、汗をかくこと(デトックス)、電磁波を避ける(化学物質過敏症は電磁波過敏症を誘発しやすいため)、自然素材の衣類にする(静電気を寄せ付けにくいため)など、一見香害とは無関係に思えることも全て健康につながっています。できることから始めてみるのはいかがでしょうか。

香害って知っていますか  ~子どもを守るナチュラル生活~ | きたざわ潤子 (seikatsusha.me)

まとめ

子どもたちにも影響がある「香害」とは何か、また香害から子どもたちを守るためにできる対策についてお伝えしました。子どもたちを香害から守るためには、天然由来のものを使うだけでなく、食事睡眠、たくさん汗をかかせること、電磁波を避けたり自然素材の服にしたりするなど、ライフスタイル自体を変えていく必要があります。ただ、一気に全てを変えるのは難しい場合もありますので、できることから無理なく、少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?

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