ホーム >
育児 >
米由来のビーフンをおうちごはんに!
4月からさらに小麦粉の原料価格が値上げされました。そのような折り、米由来の麺であり、グルテンフリーということで注目されている「ビーフン」をおうちごはんに積極的に取り入れてみませんか?
野菜も肉も入れられて、お子さんとのおうちごはんにもぴったりですよ!
ビーフンとは、お米をすりつぶした米粉を精製し、水と混ぜ合わせ、蒸す・冷やす・乾燥させるといった工程を経てつくられるライスヌードルです。素麺のような細長い麺の形状です。おなじライスヌードルつながりでいうと、ベトナムのフォーもありますね。ビーフンの発祥は、紀元前220年ごろ、秦の始皇帝が中国統一を果たしたころの中国南部といわれています。ビーフンにはそんなにも古い歴史があるなんて、びっくりしました。
中には、トウモロコシ由来であるコーンスターチを使用したものもありますが、広く一般的に知られているのは米由来のビーフンでしょう。
グルテンフリー・低GI・小麦アレルギー対応として注目されているビーフンを、休日のお昼ご飯に、夕飯の一品に加えてみませんか?
<グルテンフリー>
グルテンフリーは、小麦タンパク質のグルテンをとらない食生活のことをいいます。世界的に有名なテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手が、グルテンフリーの食生活により体調が良くなったということで話題になりました。腸内環境を整えるグルテンフリーは、プチ不調の改善に期待できると、ご存知の方も多いのではないでしょうか。おうちごはんにビーフンを使うことで、少しでもグルテンフリーやってみませんか?
<低GI>
私たちが炭水化物を含む食品を食べた際、血糖値の上がりやすさを示した値を「GI」といいます。50gのブドウ糖を摂取したときの基準値を100とし、これをもとに他の食材を摂った際の値を算出します。精白米が88、うどんが85、そうめんが80、パスタが65なのに対して、ビーフンの値は52と低いことがわかっています。GI値55以下を低GI食品と呼びます。とこれは玄米(GI55)やそば(GI54)に並ぶヘルシーな食材ですね!
<小麦アレルギー対応>
うどん、そうめん、パスタなどの小麦由来の麺とは違い、ビーフンは米由来の麺になります。コーンスターチを使用したものも中にはありますが、どちらにしてもいえるのは、「小麦を使っていない麺」であることです。小麦アレルギーのお子さんにとっては、ありがたい選択肢ですね。ただ、即席タイプの麺の場合、原料の醤油に小麦粉が使用されていることもありますので、HP等でアレルギー表示を必ず確認してくださいね。
スーパーで選びやすいメーカーでいうと、ケンミンが一番ポピュラーですよね。売り場によく置いてあるもので、以下の3つがあるでしょう。それぞれ私の使ってみた感想も交えてコメントします。
<ケンミン焼きビーフン>
この商品は本当にポピュラーです。ビーフンに味付けずみで、肉と野菜があればできます。まず手始めに一番手軽かなと感じました。焼きビーフンは油(肉とサラダ油)と水で蒸し焼きにするような感じですね。表示通り作ると、お子さんには味付けがやや濃いかな、というのが気になります。そのような際は、野菜を多めにしたり、水分を増やしたりして味を調整してください。
<ケンミン汁ビーフン>
米100%ビーフンに、粉末調味料付きです。汁ビーフンはわりかしあっさり目な味付けの印象です。家族が汁ビーフンより焼きビーフンが好きなこともあり、汁ビーフンの登場頻度は低いですが、もし子どもが幼児期だったら迷わず汁ビーフンを選んでいたと思います。その際、野菜を炒める代わりに、茹でるといった方法にするとおなかにもやさしいですよね。こちらもスープで味を調整していただけたらいいと思います。
<お米100%ビーフン>
トップ画像にあるものです。お米100%ビーフンは、下ゆでが必要であったり、油がうまく麺に絡んでいない場合や麺がブチブチと切れてしまったりして、多少コツがいります。ただ、「ビーフン 戻し方」で検索すると参考になるサイトが沢山でてきて、このようなやり方で調理すると失敗は少ないと思います!扱いにくいお米100%ビーフンですが、調味料を無化調にしたり、自分好みに調味したりできることがメリットですね。我が家は現在、焼きビーフン期を経て、今はこればかりです。今から色々と研究してみようかと思っています。
ご自分に合ったお好きな方法で、試してみてくださいね!
今回は、おうちごはんにぴったりな、ビーフンの紹介でした。小麦麺の代用品として、グルテンフリーかつ低GIであるビーフン、ぜひお子さんとのおうちごはんに取り入れていただけたらと思います!