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まんまーれ

日本の「茶道」をおうちで楽しもう(簡単バージョン・ちょっと本格派バージョン)

  • 2022

お茶を点ててもてなすといった、日本伝統の作法「茶道(茶の湯)」に、おうちで親しんでみませんか?

シンプルな持ち物で簡単にお茶会できる方法、少し本格的に実践してみる方法、どちらも気になるところでしょう。

あわせて、必要な持ち物、どこで買えるのかといったこともお伝えしますので、ぜひご覧くださいね!

お抹茶・茶筅・抹茶茶碗・お茶菓子

おうちでのお茶会にあたり、まず準備するものについてお伝えします。

①お抹茶

スーパーにある粉末抹茶ではなく、お茶屋さんか通販で手に入る「茶道用、薄茶用」などど記載されているものにしましょう。

最安ランクを避ければよいのかなという印象です。

お茶は鮮度が命ですので、開封したら必ず冷凍庫で保存し、早めに使い切ってくださいね!

②茶筅

トップ画像にある、竹でできていて、抹茶を点てる際に使うものです。

こちらも、お茶屋さんか通販か、メルカリ等にもありました。

新品を最近おろしたところ、泡立ちがずいぶんと違ったので、中古でも穂先がしっかりしているのを選んだ方がいいですね。

まずは手始めに…という場合は、100均のミニ泡だて器からどうぞ。

③抹茶茶碗

お茶屋さんか器のお店、通販等で購入できます(気にならないのでしたら、メルカリや、骨とう品屋等でも)。

備前焼、萩焼、織部焼など…焼き物はいろいろな表情のものがありますので、お気に入りの器が見つかればいいですね。

子どもが割ったらどうしよう、というのもありますが、逆にほんものの器に触れ、ものを大切に扱う、といった体験を子どもたちにもしてもらえたらと願います。

なかなかそこまでは…という場合、普段の料理でも使えるようなカフェオレボウルから、いかがですか?

④お茶菓子

和菓子やさんの「生菓子」といわれる、あんこや寒天などを使った和菓子や、干菓子などがあります。

季節に応じた生菓子(あじさいや紅葉をモチーフにしたものなど)もありますので、お子さんといっしょに選びながら、そのあたりのお話もできたらいいですね。

特別に購入するのは…という場合は、チョコレートや金平糖、蒸しパンで十分ではないでしょうか。

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おうちでお茶会①簡単バージョン

まずはお菓子を食べて、お茶を飲むという一番シンプルな方法を紹介します。

<お菓子>

自宅にあるもので構いません。好きなものを用意しましょう。

<お茶を点てる>

電気ポットでお湯をわかし、抹茶茶碗を一度お湯で温め、茶筅の穂の部分を湯通ししてからお湯を捨てます。

お抹茶を入れ(ティースプーン軽く1杯 1.5g~2g、お湯は60g~70gとあります。私はいつも目分量でやっています。あまりお湯が多すぎると泡立たないので、いろいろと試してみてください)、お湯を注ぎ、左手で器をおさえながら、右手で茶筅を振り、お茶を点てます。

ラテのようになったら出来上がりです!

<お茶をいただく>

右手でお茶碗を取り、左手のひらに載せ、器を少し上げながらおじぎをしていただきます(いただきますのしぐさ)。

このような持ち方で、支えてみてください。

少し苦いお抹茶と、甘いお菓子の相性は抜群によいなあと感じます。

抹茶の点て方 | お茶を楽しむ | 宇治 丸久小山園 (marukyu-koyamaen.co.jp)

おうちでお茶会②亭主と客人に分かれて

お茶会などでは、亭主がお茶を点てて客人にふるまうといった役割分担がありますが、この関係は、まさに日本人が古くから大切にしてきた「おもてなしの心」を知るのにぴったりなのではないでしょうか。

先ほどよりは少々本格的ですが、自宅での簡単なやり方を紹介しますね。

今回は、亭主を私、客人を子どもとします。

テーブルでいいので、客人(子ども)を招き、椅子に座ってもらいましょう。

<客人にお菓子を出す>

「お菓子をどうぞ」といって客人(子ども)にお菓子を出します。

本来なら懐紙という、和紙を二つ折りにしたものの上に黒文字を添えて提供しますが、お皿、必要によってフォークでよいでしょう。

<その間にお茶を点てる>

お菓子を食べてもらっている間に、亭主(私)がお抹茶を点てます。

電気ポットでお湯をわかし、抹茶茶碗を一度お湯で温め、茶筅の穂の部分を湯通してからお湯を捨てます。

抹茶茶碗は必ず、正面が自分の方に来るように置くのが肝心です。器の正面について、次の画像をご覧ください。

※器には正面というものがあります。わかりやすいよう、ほかの茶碗も混ぜてみましたが、左半分のように「正面がわかりやすいもの」、右半分のように「正面がどこかわかりにくいもの」があります。

※左半分のように、器の外側に一番メインとなる柄が大きく描かれており、置いた際に内側の見やすい場所にワンポイントが描かれていると、正面と判別しやすいです。

※ただ、右半分のように総柄があったり、柄がない器に関しては分かりにくかったり、もともと正面が存在しないものもあります(正面がないものに関しては気にしなくてよいです)。そのような場合は、器の裏側、左側に刻印があるように置いたらそこが正面、もしくは自分のなかで「これが一番映えるな」と思う所を正面にしてみてよいと思います。

お抹茶を入れ(あらかじめ茶こしでふるっておきましょう)、お湯を注ぎ、左手で器をおさえながら、右手で茶筅を振り、お茶を点てます。

茶筅の黒い結び目が正面、親指が同じ位置にくるようにし、腕は動かさず、スナップをきかせ、素早く振るのがポイントです。

泡立ったら上の方をなぞり(大きい泡が消えます)、茶筅を持った手を「の」の字を書くようにくるりと回し、回し終わったら両手を同時に「すっと」引きます。

茶筅を置きます。

左手のひらに載せ、右手で時計回りに2回正面をずらし、3回目に客人(子ども)に提供する際に、客人側に正面がくるようにお茶を提供します(左手は閉じた状態で、ひざの上)。

以下のように、持ってみて下さい。

<お茶をいただく>

お茶を出された客人は、右手でお茶碗を取り、左手のひらに載せ、器を少し上げながらおじぎをします。

お茶碗の正面を避けるべく、右手で時計回りに2回回し、お茶をいただきます。

飲み終わったら、右手で反時計回りに2回回して正面に戻し、テーブルに置きます。

(その際、左手はひざの上です)

こちらのやり方は、祖母から教わった裏千家(流派)お点前のやり方を、自分の記憶をもとに簡略化したものです。

流派によってまた違うと思います。より詳しく知りたい方は、いろいろご自身で調べてみてくださいね。

お子さんといっしょに、日本の伝統に触れていただけたらなと思います!

まとめ

・おうちで茶道のお茶会、簡単バージョン・ちょっと本格派バージョンについてお伝えします

・お抹茶、茶筅、抹茶茶碗、お茶菓子が必要ですが、代用することも可能です

・お子さんといっしょに、ぜひ日本の伝統に触れていただきたいです!

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