21Dec
赤ちゃんができると自然に母乳がでてきます。赤ちゃんの飲むための物ということ以外、意外と知らない方も多いと思います。今回は母乳がどんなものなのかまとめていきたいと思います。
母乳とは?
赤ちゃんが飲んでいる母乳の正体は、実はママの血液なのです!ママのおっぱいの内部に乳腺というものがあります。その乳腺で血液から乳汁へ作りかえられます。なので、胸の大きい・小さいで母乳の量に変化はありません。赤ちゃんにたくさん母乳を上げるため、母乳育児中のママは貧血になりやすいので気をつけましょう!
母乳はどうやっておっぱいから出るの?
赤ちゃんが生まれるとママの体では“プロラクチン”というホルモンが分泌されます。このプロラクチンは、ママの血液を乳房に流します。ここで上記にあるように乳腺により、血液から乳汁へ変化します。さらに“オキトキシン”というホルモンのおかげで母乳を乳頭まで運びだすことができているのです。このように産後はホルモンの変化が激しい為、体調がすぐれなかったり、精神的に安定しない期間があり、ひどいと産後鬱になってしまう場合もあるので気をつけましょう!
母乳に含まれる栄養
母乳には赤ちゃんに必要なたくさんの栄養が含まれています。どんなものが含まれているかご紹介していきたいと思います。
①タンパク質
栄養価が高く、赤ちゃんが吸収しやすいようになっている
②脂肪
ママの食事内容によって変化します。DHAやアラキドン酸(脳の成長に必要)などが含まれている
③乳糖(ラクトース)
母乳には、脳や中枢神経の成長に必悪な乳糖が牛乳の1.5倍も含まれています。カルシウムの吸収を助け、ビフィズス菌の成長を促します。
④ビタミン、ミネラル
様々な種類のビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
初乳
初乳とは赤ちゃんを産んでから、初めて出す母乳のことで、ほんのり黄色っぽい色をしています。初乳には赤ちゃんの免疫を構成するために必要な栄養がたくさん含まれています。他にも新生児の赤ちゃんのおなかにたまったうんちを出しやすくする緩下剤効果があります。さらに新生児の赤ちゃんにも消化しやすいようになっています。