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知りたい!子どものおもちゃの取り合いの対処法

複数のお子さんが集まるとすぐに始まってしまいますよね、「おもちゃの取り合い」。そんなときの上手な対処法についてお話したいと思います。

 
 

わが子と友達がおもちゃの取り合いに!さぁどうする?

知りたい!子どものおもちゃの取り合いの対処法写真②

親はしばしば我が子におもちゃを譲らせたりすることを求めます。相手の子が明らかにおもちゃを欲しがっていたり、年下の子だったらなおさら「ほら、お兄ちゃんなんだから貸してあげなさい」というように子どもに促す場面を多くみかけます。実際あなたはどう対処していますか?でも実はこういった対処の仕方は双方の子どもにとってプラスにならないのです。

どうしてプラスにならないか。まずしぶしぶおもちゃを譲ったわが子の場合、「小さいというだけで何でも許されるんだ。僕の遊びをとってしまうことも許されるんだ」と感じ、小さい子の存在を疎ましく思う危険性をはらんでいます。そして譲ってもらった側の子は、「優しいお兄ちゃんが貸してくれて嬉しい」とは思っていません。何を思うのかというと、「欲しいおもちゃはアピールしてとっていいんだ」ということを学びます。さぁ、両者この先健全に人間関係を築いていけるでしょうか。

 
 

こうすればいいんだ。子どものおもちゃの貸し借りの介入の仕方

小さい子が大きい子のおもちゃを取ろうとした時は、小さい子に別のおもちゃの提案をするなどして、大きい子の遊びが中断しないよう守る事を意識します。こうすることで、大きい子は自分の遊びを尊重してもらえて「大切にされた」と感じる事ができます。大きい子が小さい子のおもちゃを取ろうとした時も大体一緒です。「それ使いたいんだね、気持ちはわかるけど今〇〇くんが使ってるね。他におもちゃを探してみようか」などと提案します。また、「今は楽しく遊んでるみたいだね。もう少し経ってから貸してって言ってみようか」など大きい子ならではのアドバイスをそっと伝える事も有効です。

 
 

まとめ

いかがですか?多くの人が子どもが小さな時期から、他者のものを譲る事を子どもに求めがちですが、この時期の子どもは「わたしものもの」「ぼくのもの」という感覚の練習中です。この練習がたくさんできた子は時期がくれば自然におもちゃを貸せる子になります。この成長は目に見えないのでつい焦って指導してしまいがちですが、日々の生活の中で親がど~んと構えて見守る勇気をもつこと。ここがとても大切なところですね。

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