9Oct
「こ食」という言葉をご存知でしょうか?
個食、孤食、小食、粉食など誤った食事スタイルを指す言葉ですが、子どもにおいては特に「個食」と「孤食」が問題視されています。こ食が子どもに与える影響について知っておきましょう。
個食は偏食のはじまり
「個食」とは家族と同じ食卓においても、自分が好きなものだけ単品で食べることを指します。
嫌いなものがあっても家族みんなで同じ献立にすることで、好き嫌いを克服できるだけでなく、協調性や我慢強さも育つと言われています。
個食が進むと栄養が偏る、偏食がひどいなどの悪習慣が身についてしまう恐れがあります。
孤食はコミュニケーション能力に影響する
共働きの家庭が増えたことや、子ども自身も習い事などで多忙であることを背景に、家族で同じ時間に食事を楽しむ機会を失い一人で食事をすることを「孤食」といいます。
その結果子どもが偏食になるだけでなく、家族で楽しく会話をする時間が減り、社会性や協調性などコミュニケーション能力に問題が出る可能性があると考えられています。
食事の乱れは心の乱れ!?
学校での行動に問題が見られたり、非行に走る子ども達は、朝食を食べない、食事内容が偏っているなどの乱れた食習慣であることが多いと言われています。
正しい食習慣が、子どもの心を育てると言っても過言ではないでしょう。
まとめ
家族で食卓を囲む時間はただ食事をとるためだけでなく、食べ方など食事のマナーを身につけ、会話を通して家族の絆を深める大切な時間です。
大人になっても偏食や肥満、生活習慣病に困ることがないよう、子どものうちから正しい食習慣を身につけられるよう、家族で取り組みましょう。
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