ホーム >
ニュース >
静電気バチッ!を避けるための、子どもの服選び
気が付けばもう12月。
服を脱ぐとき、手すりやドアノブ、車に触れたとき、毛布を取り込むとき…静電気がバチッという経験、誰もがお持ちですよね。
お子さんにも、できればバチバチを味わってほしくないのではないでしょうか。
空気が乾燥する冬場に起こりやすい静電気ですが、子ども服の選び方、組み合わせを工夫するだけで、少しでも静電気がおさえられるそうですよ!
おおきく2つに分けて、「洋服の重ね方に気を付けること」「天然素材の服を選ぶこと」になります。
以下、詳しく解説していきますね!
衣類はプラスに帯電しやすい素材、マイナスに帯電しやすい素材というのがあります。
冬場は特に重ね着をするため、繊維同士の摩擦により静電気が起こりやすくなります。
「衣類素材の帯電列」の表をご覧ください。
簡単にいうと、摩擦が起きる(重ねる)繊維同士の位置が離れているほど、静電気が起きやすい仕組みになっているのです。
例を挙げると、ウールのセーターとポリエステルのシャツを合わせると静電気が起きやすいということになります。
また、人の皮膚に近い帯電列である綿や麻、シルクなどの天然素材の衣類は、静電気が起きにくくなります。
このことから、静電気を起こしにくくするには、洋服の重ね方に気を付けたり、天然素材の服を選ぶのがよいといえるでしょう。
フリースはポリエステルからできているため、マイナスの電気をためやすい性質があります。フリースのアウターを着る際は、同じマイナス素材のアクリルなどと合わせるか、もともと帯電しにくい綿や麻などのトップスとあわせるのがよいでしょう。
また、ナイロンのダウンジャケットの下にはウールのセーターを着る、というのも、同じプラス素材同士で相性がよいですね。
手持ちの服を調べているうちに、ダウンベストがポリエステルとナイロンが混合であるということに気づいてしまいました。まさに、プラスとマイナスの組み合わせで、静電気が起きやすいのだと思うのですが…どうしても着たいので、下に綿のカットソーとあわせて着ることにしました。
結構、混合素材のものって多いですね。
色々考えだすと何も着れなくなってしまいますし、コーディネートにもかかわってきますので、できる範囲でやってみるのがいいかと思います!
綿や麻、シルクなどの植物を由来とした天然素材の服は、水分量が多いことと、帯電列で人の皮膚に近いという関係で、静電気を帯びにくい性質があります。
ただ、防寒着としてのアウターなどは、機能性を考えても化学繊維が便利ですよね。
できれば、子ども肌着と、その上に着るもの(カットソーやハイネックなど)だけでも、天然素材にするだけでだいぶ違うのではないかなと思います。
子ども服を購入する際、デザインだけで買うのではなく、必ず素材までチェックするようにしましょう。100%天然素材が無理だとしても、80%入っているだけでもじゅうぶんなのではないでしょうか。
あたたかくて便利な化学繊維の発熱素材をうたった肌着や、ハイネックなどが一般によく出回っていると思います。
これらの化学繊維は肌に刺激になるので、できれば避けたほうがよいでしょう(あったか素材と書いてあっても、綿95%ポリウレタン5%というのもありますので、必ず素材をチェックしてくださいね)。
子ども服はサイズアウトするので、新品は…と思われるかたは、リサイクルショップやメルカリ等のユーズドから探すというのもおすすめです。
個人的な意見になりますが、同じ値段のトップスがあったとして、化学繊維だけど新品か、天然素材を使ったユーズドかの2択なら、迷わず天然素材のユーズドを選びます(もちろん状態も見ながらですが)。
・静電気を避けるための子ども服選びについて紹介します
・「洋服の重ね方に気を付けること」「天然素材の服を選ぶこと」がポイントです
・素材から服を選ぶ習慣を、ぜひ!