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木のぬくもりを我が家に~そそぎ工房のオーダーメイド曲げわっぱ~
「手作りのもの、自然のものを住まいの中に何か一つでも取り入れることで、風や生命の呼吸を感じられると思うんです」
熊本・球磨地方の曲げ物は400年以上の伝統があります。
今回は、熊本県伝統的工芸品「一勝地曲げ」製作を営む、そそぎ工房 淋正司(そそぎまさじ)さんにお話を聞きました。
「曲げわっぱ弁当箱」を通じて、親子で木のぬくもりを体感してみませんか。
側面には抗菌効果のあるヒノキ、上蓋と底蓋には調温効果のあるスギを使用し、山桜の皮でつなぎ目を留めて作られています。
お米の余分な水分を吸ってくれるので、ご飯が冷めてもおいしく食べられる曲げわっぱですが、木製製品は扱いにくいといったイメージもあります。
そこで25代目曲げ物師である淋さんは、「昔の技術は継承しながらも、今の時代の文化やお客さんの感性に合わせて表現を変えています」と、電子レンジや食器洗浄機が使用できる仕様など、より気軽に皆さんが曲げわっぱを使って頂けるよう工夫を凝らされています。
・お好きなサイズで、形は丸型や楕円型、おにぎり型や長方形など自由に選べます
・フタは平蓋、浅蓋、深蓋の3種類から選べます(画像は平蓋と浅蓋です)
・手あか防止のため外側はウレタン塗装です。内側のウレタン塗装の有無について、それぞれの特徴を以下にまとめました。
白木でおかずを入れたい方に朗報です。「クッキングシートを使う」という方法があります!(グッドアイデアです!)
おかず部分に使うことで着色が防げます。また、ご飯を入れる時に使うと水分を白木に通し、湿気がこもらず弁当箱に米粒がくっつきません。
ちなみに私は「外がウレタン塗装、中が白木」の弁当箱を、おひつとしても愛用しています。ヒノキの香りがご飯に移り、香りを楽しみながらご飯を食べるのは至福のひとときでもあります。
なお有償での修理も受け付けていますので、メンテナンスしながら大事に使うといったことを、お子さんにも伝えていきたいですね。
※受注生産ですので、出来上がりまで2~3か月お時間を頂きます。また、オーダー内容によって価格も変わりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
「感性を持った子どもの時に、ぜひものづくり体験をしてほしい」
そういった思いから、そそぎ工房では、曲げわっぱ弁当箱づくり体験も行っています(要電話予約、曲げ弁当箱1個¥3,500)。
10歳以上のお子さんから、大人の方まで参加可能です。ぜひ親子で「曲げわっぱ弁当箱」づくりをしてみませんか。
※弁当箱づくり体験は現在休止中です(2021年3月)
そそぎ工房
【TEL/FAX】0966-32-1192
【住所】熊本県球磨郡球磨村大字一勝地丁510
(くまぐんくまむらおおあざいっしょうちてい510)
人やものとの触れあいが以前に比べて減ってしまいましたが、こういう時だからこそ、お子さんには本物に触れる経験が必要だなと思います。