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「おもちゃ」あれこれ~おもちゃの語源・おもちゃの日・おもちゃの持つ役割について解説
子どもたちの発達と成長にとって、切っても切り離せない存在である「おもちゃ」。今回は、おもちゃの語源やおもちゃの日についての解説です。また、おもちゃの果たす役割についてもあわせてお伝えしたいと思います!
おもちゃの語源って、どこからきたのか気になりませんか?おもちゃという言葉は、「手に持って遊ぶ」ことを指します。平安時代には「もて(ち)あそぶもの」また、これを略して「あそびもの」と呼びました。この「もて(ち)あそび」を語源として、室町時代御所などに仕える女官たちの間で「おもちゃ」という言葉が生まれたのです。
ちなみに、頭に「お」を付けるのは「女房言葉」といわれる造語で、これらの言葉は室町から江戸時代に宮中に仕えた女官たちが生み出した言葉になります。代表的なものでいうと「おいしい(お+美し)」や「おかず(お+数)」「おでん(お+田楽)」「おこわ(お+鰹節)」などといった言葉です。
5月5日がおもちゃの日、というのをご存知ですか?おもちゃの日は、日本玩具協会、東京玩具人形協同組合などの玩具業界団体により、「こどもによい玩具を与える」「玩具を大切にする」「親たち玩具についての関心を深めさせる」ことを目的として昭和24年に制定されました。
二十四節気のひとつである端午の節句、子どもの日である5月5日がおもちゃの日だということで、とても興味深いですね。
おもちゃは子どもの発達や成長を促す、とても大事な要素のひとつです。子どもは遊びながら育つといいますが、遊びながら身体的発達だけでなく、脳の発達、対人関係や自主性、社会性といったところまで身につけていきます。
おもちゃには対象年齢が決まっているおもちゃもありますが、全般的な話として対象年齢はあってないようなものと思っています(もちろん、種類にもよりますし、誤飲等には気をつけないといけないですが)。子どもは遊び方を工夫して、どんなものでも楽しく遊べてしまうからです。これは大人も見習うべきなだと思います。
大人としては掃除しやすい家や、ほこりが気になったりもしますが、子どもが自分から手に取って遊びやすいというのも大事になってきます。おもちゃの収納の仕方と、部屋をすっきり見せたいところのバランスを考えながら、おもちゃの置き方も工夫してあげたいですね。
子どもにとって(大人もいっしょに気分転換できる)大切な役割を担っているおもちゃ、子どもたちの発達と成長のために生かしていきましょう!
おもちゃの語源やおもちゃの日について、おもちゃの果たす役割についても解説しました。子どもたちの心や体の発達に必要なおもちゃ、これからも大切にしていきたいですね!